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楽天ひかりとぷらら光の比較、料金や特徴を解説

光回線

「それのどこが面白い」

 

楽天グループを率いる三木谷社長は、2021年1~6月期の決算発表で、グループ全体の営業損益は1008億円の赤字で、有利子負債額は2021年6月末時点で2兆6000億円である事を発表する席で胸を張りました。

 

楽天グループの業績は、昨今の巣ごもり需要の追い風を受けて、売上高は前年同期比17%増の7936億円と好調です。主力の楽天市場を中心にするEC部門は589億円の黒字を叩き出し、クレジットカード・保険・証券のフィンテック部門は470億円の黒字になっています。

 

2021年1~6月期の携帯事業への設備投資額は、グループ収益を丸ごとつぎ込んで、さらに加えた約2400億円に上り、大きな赤字を出す結果になっています。

 

株主は不満を漏らし、格付け会社は評価を格下げする動きが当然出てきます。メディアは、余分な事(携帯事業)をしなければ、1,000億を超える黒字を出す優良企業なのに、というトーンになります。

 

それに対する三木谷社長の考え方が、冒頭の一節です。

 

ソフトバンクの孫正義氏もそうですが、成し得る人の「ここが勝負どころ」と見極めた時の動きは、凡人には想像も付かない動きをします。

 

楽天モバイルは、グループ全体の総力を挙げても、絶対にモノにする決意に溢れています。この携帯電話事業「楽天モバイル」は、光回線事業「楽天ひかり」と営業戦略上、密接な関係にあります。

 

現在は民間企業ですが、NTTグループの源流は電電公社にあり、日本の通信事業を担う公社としての生い立ちがあり、新進気鋭の楽天グループとは対照的だと言えます。

 

そんな対照的な2つのグループが提供する、楽天の「楽天ひかり」と株式会社NTTぷららの「ぷらら光」。

 

両サービスの料金や特徴を比較解説していきます。

 

「楽天ひかり」は楽天モバイル(株)が運営

「楽天ひかり」を運営するのは、楽天株式会社の100%子会社である「楽天モバイル株式会社」です。

 

「楽天モバイル」と「楽天ひかり」は、同じグループ企業が提供するサービスという事では無く、冒頭で営業戦略上密接な関係にあると書きましたが、同一企業内のサービスですから当たり前ですね。

 

楽天モバイル株式会社が行っている事業サービスとして他には、「楽天でんわ」「SMARTalk」「国内・国際電話サービス(マイライン)法人向け」「国内電話サービス(マイライン)個人向け」「楽天ブロードバンド」等も行っています。

 

歴史

創業は2018年1月で、前年12月に発表した、docomo・au・SoftBankに続く第4のキャリア携帯電話事業への参入表明に対応する、楽天株式会社の子会社として「楽天モバイルネットワーク株式会社」が設立されました。2019年の4月に「楽天モバイル株式会社」に商号変更しています。

 

MNOとMVNO

携帯電話事業参入の方法は、2通り有ります。

 

楽天が参入したいキャリアと呼ばれる形態は、自前で回線を整備してアンテナ等の通信設備を設けて運営します。これをMNOと呼びます。

 

MNOになるためには、大きな資本が必要になり、サービス開始から一定の期間で、定められたエリア内容をクリアするなど、高い基準を満たす計画内容を提出して、総務省に認めてもらう必要が有る認可事業です。

 

楽天が参入を表明した時点でのMNOはdocomo・au・SoftBankの3社だけです。

 

それに対して、キャリアに回線の一部を間借りする形態で運営するのがMVNOです。自前で回線アンテナ設備を用意する必要が無いため、少ない資本でも参加が出来るので、比較的参入が容易になります。「格安SIM」と呼ばれているサービスです。

 

MNOへの参入を発表した時点で、既に楽天はMVNO事業を行っています。回線はdocomoとauの回線を間借りする形態で、楽天ポイントを初めとする楽天経済圏への取り込みを武器にしたり、他のMVNO事業者を買収したり等で、後発ながらトップクラスのMVNOになっていました。

 

話がややこしいのは、MVNOを行っていたのは「楽天モバイル」で、MNOを行うのも「楽天モバイル」だという事です。MVNOは新規契約を停止していて、MNOの楽天モバイルへの乗り換えを促していますが、今も一定数のユーザーがMVNOに留まっています。

 

楽天株式会社が運営していたMVNO事業を、2019年4月に事業継承したことに併せて商号を「楽天モバイル株式会社」に変更しています。

 

現在「楽天ひかり」の特典キャンペーンは、MVNOの楽天モバイルユーザーには適用されません。MVNO楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT IV」にプランのみが対象になっています。

 

少々余談になりますが、月額料金が安くなるプランが全部MVNOではありません。

 

今までの料金体系を覆すオンライン専用プラン「ahamo」・「povo」・「LINEMO」は、キャリアのブランドであり、MNOです。「UQ mobile」・「Y!mobile」も、キャリアのサブブランドであり、MNOです。

 

NTTグループであるdocomoは、サブブランドを持っていません。

 

2021年10月からドコモショップで受付を開始した「OCNモバイルONE」は、NTTグループ会社である「NTTコミュニケーションズ」が運用するMVNOです。

 

「楽天ひかり」「ぷらら光」は「フレッツ光」を利用する「光コラボ」

「楽天ひかり」を運営する「楽天モバイル株式会社」も、「ぷらら光」を運営する「株式会社NTTぷらら」も、自前で光回線を敷設していません。

 

携帯電話のMVNOの様に、回線の一部を間借りしているかと言えば、それも違います。

 

光回線ケーブルの敷設は、携帯電話のアンテナ設置よりも遙かに資本力と手間が必要で、加えて技術力だけでなく、電柱も必要になります。利用者の近くまで光回線ケーブルが来ていなければ、光回線の利用は出来ません。

 

そのため、光ファイバーケーブルの敷設を行っているのは、それほど多くの企業ではありません。可能だったのは、NTT(電話線の電柱)・各地の電力会社(電線の電柱)・各地のケーブルテレビ(有線の電柱)で大半を占めています。

 

電力会社やケーブルテレビは、持っている電柱のエリアが限られるため、光ファイバーケーブルを敷設するエリアも、必然的に地域限定になります。電話線を全国に張り巡らせているNTTが、唯一全国に幅広いエリアで光ファイバーケーブルの設置を行っています。

 

NTT東西が運営する光回線は、「フレッツ光」という回線でサービスを行っています。「フレッツ光」回線を利用するのには、別途に接続業者プロバイダとの契約が必要です。

 

回線利用費はNTT東日本・西日本に支払い、接続料をプロバイダへ支払う事が一般的でした。ユーザーにとっては、「フレッツ光」+「プロバイダ契約」と2箇所で契約を結んで、月額料金も別々に支払う必要があり、トラブルが発生した時や、要望を伝えたくても窓口が二箇所あるのは、ユーザーにとってデメリットが大きく、ワンストップで契約支払いが出来るシステムを望む声が大きくなってきました。

 

 

出典:NTT西日本*一部改変

 

光回線をユーザーとの直接契約を結ぶシェアが、巨大企業NTTの独占状態になれば、競争原理が働かなくなり、普及が加速しないと考えた国の意向もあって、NTT東西は、フレッツ光回線の卸業務への移行へ、大幅な方向転換をします。

 

NTTは光回線の卸事業へ注力して、卸し提供を受けたプロバイダを中心とした事業者が、プロバイダ機能と回線をワンセットにしたサービスを提供する「光コラボ」が、2015年2月から開始されました。

 

 

出典:NTT西日本*一部改変

 

現在個人の契約は「光コラボ」・法人の契約は「フレッツ光+プロバイダ契約」が主流になっています。「光コラボ」を扱う事業者は、現在、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有ります。

 

NTT東日本「光コラボレーションモデル事業者様」及び「お取り扱いサービス」一覧

 

NTT西日本「光コラボレーションモデル事業者様」及び「お取り扱いサービス」一覧

 

「楽天ひかり」も「ぷらら光」も「光コラボ」の一つです。

 

両サービスの月額料金を比較

「楽天ひかり」「ぷらら光」だけでなく、人気の光回線を交えて比較してみましょう。

 

マンション集合住宅タイプ

マンション 料金 キャッシュバック セット割引 契約期間 途中解約の違約金
楽天ひかり 月額4,180円 月額割引をCB換算 無し 3年 10,450円
Rakuten UN-LIMIT IV利用していない 工事費16,500円 26,400円
楽天ひかり 月額4,180円 月額割引をCB換算 無し 3年 10,450円
Rakuten UN-LIMIT IVユーザー 工事費16,500円 50,160円
ぷらら光 月額3,960円 40,000円 ひかりTV 無し 無し
工事費16,500円
ソフトバンク光 月額4,180円 25,000円 SoftBank 2年 10,450円
工事費26,400円 Y!mobile
(乗換は実質無料)
NURO 光 月額5,200円 45,000円 SoftBank 2年 10,450円
工事費44,000円 +撤去費
→ 実質無料
ドコモ光タイプA 月額4,400円 15,000円 docomo 2年 8,800円
工事費16,500円
→ 実質無料
ドコモ光タイプB 月額4,620円 20,000円 docomo 2年 8,800円
工事費16,500円
→ 実質無料
OCN光 月額3,960円 5,000円 OCNモバイルONE 2年 11,000円
工事費16,500円
@TCOMヒカリ 月額4,180円 27,000円 au 2年 13,200円
工事費16,500円 月額割引をCB換算 LIBMO
→ 実質無料 11,840円 UQ mobile
@nifty光 月額4,378円 22,000円 au 3年 22,000円
工事費16,500円 月額割引をCB換算 UQ mobile
22,550円
ASAHIネット光 月額4,235円 月額割引をCB換算9,120円 au 1年 22,000円
工事費16,500円
ビッグローブ光 月額4,378円 20,000円 au 3年 11,900円
工事費16,500円 BIGLOBE
→ 実質無料 UQ mobile
So-net光プラス 月額4,928円 60,000円 au 3年 20,000円
工事費26,400円 UQ mobile
→ 実質無料
auひかり 月額4,180円 40,000円 au 3年 16,500円
工事費33,000円 UQ mobile +撤去費 同一棟内16契約以上
→ 実質無料

 

戸建てタイプ

戸建て 料金 キャッシュバック セット割引 契約期間 途中解約の違約金
楽天ひかり 月額5,280円 月額割引をCB換算26,400円 無し 3年 10,450円
Rakuten UN-LIMIT IV利用していない 工事費19,800円
楽天ひかり 月額5,280円 月額割引をCB換算63,360円 無し 3年 10,450円
Rakuten UN-LIMIT IVユーザー 工事費19,800円
ぷらら光 月額5,280円 40,000円 ひかりTV 無し 無し
工事費19,800円
ソフトバンク光 月額5,720円 25,000円 SoftBank 2年 10,450円
工事費26,400円 Y!mobile
(乗換は実質無料)
NURO 光 月額5,200円 45,000円 SoftBank 2年 10,450円
工事費44,000円 +撤去費
→ 実質無料
ドコモ光タイプA 月額5,720円 15,000円 docomo 2年 14,300円
工事費19,800円
→ 実質無料
ドコモ光タイプB 月額5,940円 20,000円 docomo 2年 14,300円
工事費19,800円
→ 実質無料
OCN光 月額5,610円 5,000円 OCNモバイルONE 2年 11,000円
工事費19,800円
@TCOMヒカリ 月額5,610円 30,000円 au 2年 13,200円
工事費19,800円 月額割引をCB換算 LIBMO
→ 実質無料 15,840円 UQ mobile
@nifty光 月額5,720円 22,000円 au 3年 22,000円
工事費19,800円 月額割引をCB換算 UQ mobile
27,060円
ASAHIネット光 月額5,698円 月額割引をCB換算13,920円 au 1年 22,000円
工事費19,800円
ビッグローブ光 月額5,478円 20,000円 au 3年 11,900円
工事費19,800円 BIGLOBE
→ 実質無料 UQ mobile
So-net光プラス 月額6,138円 60,000円 au 3年 20,000円
工事費26,400円 UQ mobile
→ 実質無料
ドコモ光 月額5,720円 15,000円 docomo 2年 14,300円
工事費19,800円
→ 実質無料
NURO 光 月額5,200円 45,000円 SoftBank 2年 10,450円
工事費44,000円 +撤去費
→ 実質無料
auひかり 月額5,610円 40,000円 au 3年 16,500円
工事費41,250円 UQ mobile +撤去費
→ 実質無料

 

比較してみた所感

「楽天ひかり」は、現在キャッシュバック特典を行っていませんが、光回線月額基本料の期間限定割引を行っています。表を見てもご理解頂けるように、楽天モバイルユーザーと非ユーザーでは、内容が異なります。

 

楽天モバイルのユーザーは、マンション集合住宅タイプも、戸建てタイプも1年間無料になるのに対して、非ユーザーは割引きのみに留まります。

 

具体的な金額は、以下の通りです。

 

戸建て マンション
Rakuten UN-LIMIT IV
+
楽天ひかり
楽天ひかり
のみ
Rakuten UN-LIMIT IV
+
楽天ひかり
楽天ひかり
のみ
1年目 0円 3,080円 0円 1,980円
2年目 5,280円 5,280円 4,180円 4,180円
3年目 5,280円 5,280円 4,180円 4,180円

 

「楽天ひかり」の月額料金自体は、戸建てタイプでは最安値級に安いですが、マンション集合住宅タイプでは、最安値級とは言えません。

 

携帯電話との「セット割」は「楽天ひかり」には無く、携帯電話料金自体は光回線加入の有無に関わらず変わりません。

 

「ぷらら光」の月額料金は、マンション集合住宅タイプ・戸建てタイプ共に、最安値級になっています。

 

「楽天ひかり」を積極的に選択するのには、楽天経済圏と呼ばれる楽天ポイントを普段から積極的に溜めているユーザーか、楽天モバイル(MNOに限ります)のユーザー、もしくは楽天モバイルに乗り換えをするユーザーである事が、大きく関わってきます。

 

では、楽天モバイルを具体的に見ていきましょう。

 

楽天モバイルとは?

 

(出典:楽天モバイル公式)

 

楽天モバイルは、2020年春に正式サービスを開始した、日本では最も新しい第4のキャリアです。

 

料金プラン

後発らしく、現状の3キャリアの料金体系とは大きく異なる、「月額3,000円を切る2,980円(税抜)でデータ使いたい放題」を標榜して既存キャリアに大きな衝撃を与えるかと思われました。

 

しかし、キャリアの対抗する動きは当初鈍く、ある意味様子見をしていました。

 

楽天モバイルの使い放題は、あくまで楽天回線に限り、アンテナの設置が進んでいなかった事にあります。楽天回線の電波が拾えないエリアでは、au回線をローミングする事になり、その場合は月に5GBまでという制約が有ったからです。5GBで税込3,278円なら、既存キャリアの料金体系と比較しても大きな脅威にはなりません。

 

楽天モバイルのMNO参入は、携帯電話料金全体を下げたい国の意向が強く働いています。

 

苛立ちを感じた国は、3大キャリアに対してより強く促す事によって出てきたのが、「ahamo・povo・LINEMO」のオンライン専用プランです。

 

登場当初は各社横並びで、楽天モバイルを意識した月額2,980円(税抜)で、5分間までの通話を何回しても無料というプランでした。

 

オンライン専用プランは、その後も改善を重ねて、ahamoは税込でも3,000円を切る2,980円(税込)に価格改定を行い、povo・LINEMOは5分間何度でも通話無料をオプションに変更して、月額料金を2,728円(税込)にしました。

 

2021年10月現在では、povoは基本料0円から豊富なオプションでお得に利用出来るVer.2に進化して、LINEMOは3GBを月額990円(税込)で利用出来るミニプランを発表しています。

 

ある意味、梯子を外された楽天モバイルは、対抗策としてプラン改定を行い、現在サービスを提供するRakuten UN-LIMIT VIでは、以下の様になっています。

 

~1GBまで

月額 0円

 

1GB~3GBまで

月額1,078円

 

3GB~20GBまで

月額2,178円

 

20GB超過

月額3,278円

 

20GBまでの料金設定は、3大キャリアのオンライン専用プランを意識した価格になっています。

 

Rakuten Linkアプリを利用した国内通話は、(0180)(0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話を除いて、別料金無く電話かけ放題になっています。

 

自宅でWi-Fi環境で利用して、外出時にインターネットの利用が殆ど無い方(1GB以下)なら、通話料を含めて月額0円でスマートフォンが維持出来る事になります。利用料が0円でも、「楽天ひかり」の割引きをフルに享受出来ます。

 

デメリットは?

良いことずくめに見える楽天モバイルに、デメリットは無いのでしょうか?

 

使えるエリア

楽天モバイルでは、「2021年内に人口カバー率96%へ拡大予定」を公式に公表しています。しかし、世界的な半導体不足の影響もあり、予定通りに進行するかは未知数です。また、人口カバー率は、そのエリアのどこでも利用出来る事とは異なります。

 

楽天の赤字の一端は、設備投資だけではなく、auへのローミング料が嵩んでいることに原因が有ります。

 

2021年10月以降は、エリアによってauのローミングの停止が進行しています。筆者は楽天モバイルのユーザーですが、先月までauの電波が利用出来た場所で、10月に入ってから圏外になったままの状態を、実際に体験しました。(当然楽天回線エリア内です)

 

楽天モバイルには、障害物があっても遠くまで届く「プラチナバンド」の周波数帯割り当てが無く、特に屋内の利用では影響が顕著に出ます。

 

楽天の発表しているエリア内であっても、繋がらない場所も多く、主回線として利用するのにはまだ不安が有ります。

 

Rakuten Linkアプリを利用した通話

アプリを利用すれば、他社携帯や固定電話に電話をしても無料なのは、楽天モバイルの大きなアドバンテージです。

 

しかし、通常の電話回線を利用ではないため、回線品質が劣り、楽天モバイル自身もそれを認識している事から、別オプションとして通常の電話回線を使った、10分かけ放題(月額1,100円)を用意しています。

 

両サービスの接続通信方式は?

 

接続通信方式で通信速度は変わります

光回線の従来からある通信方式は、PPPoEです。

 

PPPoEは、Point-to-Point Protocol over Ethernetの略で、電話回線の時代からある通信方式を、LANの規格であるイーサネットに対応させたものです。

 

これに対し、新しい通信方式が、IPoEです。

 

IPoE は、IP over Ethernetの略で、当初からLAN規格(イーサネット)の利用を前提として構築されています。

 

 

(出典:NTTPC公式サイト

 

同じ回線を使っても、理論上の通信速度はPPPoEよりもIPoEの方が、10倍速くなります。

 

従来の「IPv4 PPPoE」を使った接続方式がもたらす、プロバイダのネットワーク終焉装置がボトルネックになっている状態を、次世代規格の「IPv6 IPoE」を使う事で、ネットワーク終焉装置を経由が無くなり、最大理論値の速度に近づける事が可能になります。

 

光回線選びでは、「IPv6 IPoE」を光配線で利用する事が、最も通信品質が優れています。

 

「楽天ひかり」も「ぷらら光」も、この新方式「IPv6 IPoE」に対応しています。

 

両サービスがともに利用する「フレッツ光」回線の速度は、「IPv6 IPoE」のみで計測したデータでは、以下の様に大幅に速くなります。

 

みんなのネット回線速度にある、直近3ヶ月に計測された45,789件のPPPoE方式のフレッツ光回線、190,694件のIPoE方式のフレッツ光回線の測定結果から平均値は、以下の通りです。

 

PPPoE方式のフレッツ光回線の平均値

平均ダウンロード速度: 180.08Mbps

平均アップロード速度: 176.51Mbps

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓これだけ数値が変わります↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

IPoE方式のフレッツ光回線の平均値

平均ダウンロード速度: 327.45Mbps

平均アップロード速度: 222.6Mbps

 

両サービス共に、「IPv6 IPoE」の別途料金は掛かりません。

 

両サービスの契約期間「縛り」は?

携帯電話の契約では無くなりつつある契約期間の「縛り」は、光回線では存在しているサービスが大半です。

 

「楽天ひかり」の「縛り」は3年で、開通月翌月を1カ月目とし、36カ月目~38カ月目の3カ月間が解約月になっています。この期間を過ぎれば、自動的に新たな3年「縛り」が始まります。違約金はマンション集合住宅タイプ・戸建てタイプ共に、10,450円です。

 

「ぷらら光」は「縛り」の有るプランを用意していません。

 

マンション集合住宅タイプ・戸建てタイプ共に、「縛り無し」プランのみです。

 

両サービスのどちらを選ぶのが得策か?

引き落としや普段の買い物に「楽天カード」を利用していて、ネットでの買い物は「楽天市場」が大半、バーコード決済システムは「楽天ペイ」、携帯電話は「楽天モバイル」を利用している様な、楽天経済圏に親和性の高い生活をするユーザーには、「楽天ひかり」を利用するメリットが有ります。

 

 

(出典:楽天ひかり公式サイト)

 

楽天経済圏に縛られる事を嫌う・楽天モバイルを利用しないユーザーには、「楽天ひかり」を積極的に選ぶ理由はありません。

 

同じ「フレッツ光」回線を利用する光回線の導入なら、シンプルに安い「ぷらら光」をオススメします。

 

シンプルに安く縛りが無い「ぷらら光」がオススメ

 

(出典:ぷらら光申込サイト)

 

「ぷらら光」をお勧めする理由は、期間「縛り」が無く、信頼と実績のNTTグループが提供しているサービスで、しかも安価だからです。

 

マンション集合住宅の方にも、一戸建てにお住まいの方にもオススメです。

 

縛りの無いプランは他社の光回線サービスでも提供されていますので、比較してみましょう。

 

月額料金
戸建て マンション
ぷらら光 5,280円 3,960円
ソフトバンク光(縛りなしプラン) 6,930円 5,390円
NURO光(縛りなしプラン) 7,836円 7,836円
ドコモ光(縛りなしプラン) 7,370円 5,500円
OCN光(縛り無しプラン) 6,820円 5,170円
auひかり(縛りなしプラン) 6,930円 4,180円

 

一般的に掲げられている光回線の価格は、期間「縛り」の有るプランが大半で、「縛り無し」で比較すれば、一戸建てでもマンション集合住宅でも、「ぷらら光」が圧倒的に安くなります。急な転居や引っ越しでも違約金が掛からず、撤去費用も掛かりません。

 

「ぷらら光」と「縛り」の無い安価なスマートフォンプランを組み合わせる事で、自由でシンプルでありながら、安価なトータルの通信費になります。

 

シンプルに安い事で、煩わしい組み合わせ等による割引き制度に、頭を悩ますこともありません。

 

ぷらら光は月額料金が割安でも、NTTグループの技術力・資本力・サポート力・バックボーンによる安心感が有り、自信を持ってオススメ出来ます。

 

オススメする理由は、縛りが無くて安価なだけでなく、他にもあります。

 

次世代規格のIPv6 IPoEに対応

 

回線品質や速度は、実際に利用するのに大切な要素です。

 

「IPv6 IPoE」が、「ぷらら光」では別途費用が発生しない標準装備です。

 

Wi-Fiルーターのレンタルが標準装備

 

「IPv6 IPoE」に対応したWi-Fiルーターが、無料でレンタル出来ます。対応ルーターを探して入手する手間も費用も掛からず、誰でも新技術を簡単に享受出来ます。(申し込み後にマイページから申し込むと、自宅に発送されます)

 

このルーターは、Wi-Fiを飛ばす機能を備えていて、安定した光回線を利用したWi-Fi接続が使えるので、タブレットやゲーム機、スマートフォン等を快適に利用出来ます。

 

ひかりTV

本格的な視聴には専用のチューナーが必要ですが、「ひかりTVエントリープラン」が無料で使えます。映画・ドラマ・アニメなど幅広いジャンルで、20,000本以上のビデオ作品がオンデマンドで見放題です。スマートフォン・タブレット・パソコンで、視聴することが出来ます。

 

地上デジタル放送・BSデジタル放送・BS4Kデジタル放送の他、幅広いチャンネルに対応した「ひかりTV」の月額料金から、毎月660円の割引きが受けられます。

 

インターネットとの合計料金で割引き後は、マンション集合住宅では4,950円から・戸建てでは6,270円から利用する事が出来ます。

 

セキュリティ

 

マカフィー for plalaが、月額利用料が、最大24か月無料になっています。

 

キャッシュバック

「ぷらら光」では、キャッシュバックも行っています。

 

ぷらら光 キャッシュバック情報 最大20,000円を現金還元
NTTぷらら提供の光インターネット回線「ぷらら光」のおトクなキャッシュバック情報。最大20,000円を現金還元!

 

スマホとのセット割が充実の「@TCOMヒカリ」

 

格安スマホとのセット利用で通信費全体をお得に使うなら、実質料金が安くセット割が充実した「@TCOMヒカリ」がオススメです。

 

@TCOMヒカリは自社データセンターを保有し、自社光ファイバーケーブルを運用するなど、単にプロバイダとしてだけで無く、豊富な技術力が有り人気があります。

 

@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。

 

@TCOMヒカリをオススメする理由も沢山有ります。

 

工事費実質無料

光回線の導入には工事が必要で、実際に技術者や工事業者が動く為、工事費が掛かります。

 

@T COM(アットティーコム)ヒカリ サービス内容
TOKAIコミュニケーションズ提供の光コラボレーションモデル「@T COM(アットティーコム)ヒカリ」(アットティーコムヒカリ)の月額料金・サービス内容

 

@TCOMヒカリの場合、最大19,800円の工事費が掛かりますが、工事費が無料になるキャンペーンを行っています。

 

キャッシュバック

新規契約だけのオプション無しで、戸建てタイプ30,000円・マンション集合住宅タイプで27,000円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンを行っています。

 

@T COM(アットティーコム)ヒカリ キャンペーン
「@T COM(アットティーコム)ヒカリ」当サイト限定キャッシュバックキャンペーン

 

Wi-Fiが使える無線Wi-Fiルーターを選ぶ事も出来ます。

 

12ヵ月の間、月額料金割引

契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。

 

戸建てタイプで5,610円が12ヵ月間は4,290円になり、マンション集合住宅タイプでは、4,180円が12ヵ月間は3,190円になります。

 

キャッシュバックまで考慮すれば、戸建てタイプの12ヵ月間の月額料金は実質1,790円で、マンション集合住宅タイプは940円になります。

 

au系列のスマホ利用ならお得に

現在、au系列のスマホを利用なら、auスマホの「auスマートバリュー」、UQモバイルの「自宅セット割」が利用出来ます。

 

スマホ1台あたり毎月の割引きが受けられ、継続してお得になります。

 

 

(出典:UQ mobile公式サイト

 

家族で複数台利用していれば、大きなメリットになります。

 

格安SIM「LIBMO」がお得に使える

 

(出典:LIBMO公式サイト)

 

データ容量 データ+音声通話+SMS データ+音声通話+SMS
+10分かけ放題
@T COMヒカリ
月額割引額
3GBプラン 980円(税抜891円) 1,750円(税抜1,591円) 220円(税抜200円)/月割引
8GBプラン 1,518円(税抜1,380円) 2,453円(税抜2,230円) 220円(税抜200円)/月割引
20GBプラン 1,991円(税抜1,810円) 2,926円(税抜2,660円) 220円(税抜200円)/月割引
30GBプラン 2,728円(税抜2,480円) 3,663円(税抜3,330円) 220円(税抜200円)/月割引

 

キャリアのオンライン専用プランは、細かい容量プランの設定をしていません。たとえばLINEMOの容量3GBで不足する場合、20GBを選択するしか有りませんが、LIBMOでは8GBプランを用意しています。20GBのプランでも、ahamo・povo・LINEMOよりも安価になります。格安SIMでは珍しい、30GBプランも用意されています。

 

@TCOMヒカリと組み合わせて利用する事で、LIBMO1契約に対して220円の割引きが受けられます。光回線とスマートフォンを組み合わせて、長期的にお得に利用出来ます。

 

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