何気に初めて入った飲食チェーン店で、「あれ?この味・・・以前にどこかで・・・」という経験したこと、ありませんか?
商才に長けた飲食店を運営する企業は、全く違う看板を掲げて、種類の異なる飲食店を運営しています。
元々珈琲のお店がスパゲティのお店を運営していたり、焼き肉のお店が鉄板焼きのお店を出していたり、食という共通点で持ち前のノウハウを活かして、ユーザーのニーズを多方面から汲み取る姿勢を、日夜広げて競い合っています。
信用が不可欠な飲食業において有利にも思える、既に築き上げた店舗の信用を、新店舗では意図的に繋がりを見せない手法は、移ろいやすく飽きやすい消費者へのアプローチとして、新鮮味を見せる思惑のある戦略です。
固定電話しか主な通信手段が無かった時代は、NTTの前身である電電公社が通信分野の大半を独占していましたが、未来に向けて競争原理が必要と考えた偉人達の尽力で、現在のKDDIグループに繋がるDDIが創業して加わり、NTTに挑むため、多くの企業合併や経営統合を経る中で、通信分野では今の3大キャリアの構図が出来上がりました。
3大キャリアの中では末弟とも言える、参入が遅かったソフトバンクは、最近でこそ収益確保の為に、他社と横並びの姿勢も目立ちますが、機で敏の姿勢は創業当時から変わらず、業界の慣例や常識に対しても「やんちゃ」な姿勢で、ADSLの普及のためにモデムを無料で大量にばら撒いたり、自社同士の通話を無料にするホワイトプランの導入をしたりなど、枚挙に暇がありません。
新たに4番目のキャリアとして、楽天モバイルが名乗りを上げましたが、日本の通信分野は、NTTを中心とした3大キャリアを軸として回っているのが現状であり、光回線の分野に関しても同様です。
「OCN光」はNTTグループの中で主力の光コラボであり、「ソフトバンク光」は文字通りソフトバンクが運営する光コラボで、ここ何年もの間、熾烈な首位争いのデッドヒートを繰り広げています。
それだけに知名度も高く身近に感じていて、導入する光回線を検討しているユーザーにとっても、多くの場合にこの2つがショッピングリストに入ってきます。
OCN光とソフトバンク光を比較して、解説していきます。
OCN光とソフトバンク光に繋がる歴史
この2つは、光回線サービスを開始する前から、インターネットのプロバイダとして歴史があります。
ISPとも呼ばれるプロバイダについての詳細は後述しますが、インターットを利用するのに不可欠な接続業者であり、光回線に限らず回線+プロバイダを組みあわせる事により、はじめてインターネットを利用出来る様になります。
OCNはNTTグループにおける、通信分野での中核商標であり、1996年からダイヤルアップ接続によるインターネット接続のプロバイダとして、サービスを開始しています。
ダイヤルアップ接続というのは、アナログモデムを使用して電話線に接続して、インターネットを利用する、創生期当時に幅広く利用された接続方法です。
ダイヤルアップ接続の次に訪れた通信方式の改革は、より速度が上がったISDNです。
この時代にもOCNはプロバイダとして存在感を示し、ソフトバンクグループもYahoo!BBとしてプロバイダ業務を行っていましたが、Yahoo!BBが一気に存在感を高めるのは、その次のADSLによるインターネット回線利用です。
ADSLは現在の光回線の通信速度と比較すれば拙いですが、それまでの回線速度よりも速く、ブロードバンド時代の幕開けを告げ、今と同様の常時接続が一般的になりました。
それまでは利用する都度に、パソコンに接続したISDNモデムからプロバイダに電話を掛けて、繋いでいた状況と比較すれば画期的です。
このADSLの普及に、大きな役割を果たしたのがYahoo!BBです。
本来のインターネット回線は、目に見えて具現化出来るサービスでは無いのですが、ソフトバンクのとった戦略は画期的で、ADSLの利用に不可欠な機器であるADSLモデムを象徴として具現化を行い、この機器を繁華街の街角や全国の家電量販店等で、無料で配布することにより普及に大きな弾みをつけました。
傘下のサービスまで合わせたADSLサービスのシェアで、Yahoo!BB最盛期の2014年には、65%以上を占める最大手になっていました。
ADSLは現在終息する方向に動いていて、Yahoo!BBのADSLでも2019年2月28日をもって新規受付を終了がアナウンスされていて、2024年3月末にサービスが終了する事が決まっています。
現在のインターネット回線の主力は、光回線になっています。
舞台が変わっても、プロバイダとしての両者の活躍と、熾烈なシェア争いは変わっていません。
プロバイダって何?
(出典:NTT東日本)
プロバイダは、回線に加えてインターネットの利用に不可欠な存在です。
前述の様にダイヤルアップ接続やADSLでも不可欠であり、当然ですが光回線になっても存在意義に変化はありません。
無線回線でもインターネットの利用には、プロバイダが必要なのは同じです。
たとえば、ソフトバンクのスマホを利用するのに、プロバイダを意識する事はありませんが、回線はソフトバンク回線を利用して、プロバイダはソフトバンクのプロバイダであるYahoo!BBが、事実上は担っている形態になっています。
プロバイダで行っている事を、具体的に見ていきましょう。
プロバイダで行っている事
IPアドレスの管理運用
回線は無線有線を問わずに、データの通る道の役割を担ってるのに対して、道先案内人の役割を果たしているのがプロバイダです。
インターネットの大海で、世界で唯一の存在場所・住所にあたる場所を特定しているのがIPアドレスで、IPは、「インターネットプロトコル」を略したものです。
利用する機器の存在がインターネット上で特定されることで、指示に応じたサーバーに接続を行い、必要なデータを要求された場所に届ける事が可能になっています。
ピアリング
インターネットの接続は、直接的にコンピュータサーバーを繋ぐのでは無く、界中に張り巡らされた網の目の様なネットワークを繋いでいます。
特定のIPアドレスから目的のサーバーに行き来するデータは、プロバイダによって経路が大きく異なってきます。
これは、ネットワーク同士が互いに認証し合い、相互接続する事により、経路情報やトラフィックを交換する関係の違いによるものですが、これをピアリングと呼びます。
メールアドレス
メールアドレスを見ると、@の前後に文字が記述されていますが、@の前は個人の私書箱名であり、@以降に表示されているのが、ドメインと呼ばれるインターネット上の住所表記です。
このドメインを管理しているのがプロバイダで、プロバイダを変更すると原則的に利用してたメールアドレスは利用出来なくなります。
プロバイダは回線品質に影響があるか?
先のピアリングの差は、プロバイダによって接続ルートが異なり、同じデータを表示させるまでのステップ数が異なるため、数多くのステップを踏む経路しか持っていないプロバイダでは、持っているプロバイダと比較すれば通信速度は遅くなります。
利用する契約者数に見合った、設備増強が出来る資本力も、通信速度に大きな影響が出ますが、プロバイダ最大手と言える「OCN」「ソフトバンク」では、どちらの点でも安心して利用が出来ます。
他に、プロバイダの違いで、回線品質に影響が出る要因を考えてみます。
バックボーン
(出典:NTT東日本*一部改変)
仮に同じ回線を利用しても、プロバイダから先のインターネットの世界へ通じる道のりは、バックボーンと呼ばれていて、プロバイダごとに異なります。
バックボーンの維持にはコストが掛かり、技術ノウハウも必要になります。
また、契約者数とのバランスに見合った投資が行える、資本背景も必要になってきます。
IPv6 IPoE対応
(出典:NTTPC公式サイト)
現在広く利用されている通信方式のPPPoEは、電話回線の時代からある通信方式を、LANの規格であるイーサネットに対応させた規格ですが、プロバイダによっては新しい通信方式である、LAN規格(イーサネット)の利用を前提に設計されたIPoEが採用されているケースがあります。
理論上PPPoEよりもIPoEの方が10倍速く、通信速度の安定感や速さの点で、IPoEが利用出来るプロバイダの方が、快適な通信環境を享受出来ます。
理論値では無く、実際に利用しているユーザーの数値は、「みんなのネット回線速度」で確認する事ができます。
直近3ヶ月に計測された37,154件のPPPoE方式のフレッツ光回線、164,899件のIPoE方式のフレッツ光回線の測定結果から平均値は、以下の通りです。
PPPoE方式のフレッツ光回線の平均速度
平均ダウンロード速度: 194.78Mbps
平均アップロード速度: 195.21Mbps
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓これだけ数値が変わります↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
IPoE方式のフレッツ光回線の平均速度
平均ダウンロード速度: 325.08Mbps
平均アップロード速度: 239.03Mbps
同じ回線を利用しても、方式が異なる事で大きく平均速度が変わっている事が解ります。
「OCN光」も「ソフトバンク光」も、新しい方式のIPoEに対応しています。
次に、それぞれ使っている回線について解説します。
OCN光とソフトバンク光が使っている光回線は?
光回線は従来から利用してきた回線とは全く異なるため、一から敷設する必要が有りました。
全国の多くのエリアに、この大事業を行うのには大きな資本が必要なだけでなく、何らかの既存インフラを担ってない場合は、権利等が障害になり遅々として進まない現実があり、実際に光ファイバーケーブルが敷設出来るのは、電柱や地下施設などを既に持っている企業に集約されています。
具体的には、NTT東西(電話線の電柱)・各地の電力会社(電線の電柱)・各地のケーブルテレビ(有線の電柱)で多くが占められていて、実際に敷設されている光回線の種類は限られていると言えます。
それらの市場シェアを見てみましょう。
回線別の市場シェア
ICT市場専門のリサーチ会社、株式会社MM総研の2022年3月末時点のデータによれば、全国的に広く普及しているのは、NTTグループ(NTT東日本+NTT西日本)の2326.6万件であり、そのシェアは半数を大きく超える63.5%に達しています。
(出典:MM総研)
OCNもソフトバンクが運営するYahoo!BBもプロバイダですから、回線の敷設・運用・管理をしておらず、このグラフ上には出てきません。
光コラボとは?
圧倒的なシェアを誇るNTTの光回線は、「フレッツ光」です。
フレッツ光は全国の多くのエリアをカバーしている、唯一無二の光回線と言えますし、既に多くのマンション集合住宅の共有スペース内まで引き込み工事が完了していて、日本中の多くの建物で利用する事が出来る様になっています。
フレッツ光の利用方法には、2通りがあります。
先に申し上げた様に、回線のフレッツ光だけではインターネットの利用が出来ない為、プロバイダの契約が必要です。
(出典:NTT西日本*一部改変)
回線とプロバイダを別契約して利用する形態は、支払い先が2箇所になり、サポート対応窓口も2つになります。
この問題は、2015年2月に登場した「光コラボ」で解消されます。
(出典:NTT西日本*一部改変)
NTTが回線をプロバイダに卸し提供する事で、ユーザーはプロバイダと契約するだけで、インターネットが利用出来る様になりました。
2箇所で契約するよりも1箇所で済む利便性だけでなく、月額料金を比較しても光コラボの方が安くなるため、現在の個人契約の主流は光コラボになっています。
光コラボの事業者は、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有ります。
OCN光もソフトバンク光も、光コラボの一つです。
OCN光は、「回線にフレッツ光+プロバイダにOCN」をワンセットにした利用形態で、ソフトバンク光は、「回線にフレッツ光+プロバイダにYahoo!BB」をワンセットにした利用形態です。
プロバイダ別の市場シェア
先ほど見た回線のシェアと同時期に調査された、プロバイダのシェアも公開されています。
(出典:MM総研)
グラフ上では僅差で1位がソフトバンク・2位にNTTコミュニケーションズになっています。
2022年7月にNTTグループは組織再編を行い、NTTコミュニケーションズの個人向けサービスは、NTTレゾナントへ事業が以降されていて、この統計は再編前の資料です。
そのためISP1位のソフトバンクのサービスの多くは「ソフトバンク光」であり、2位の多くは「OCN光」です。
*ドコモ光でプランBのOCNを選択した場合も、フレッツ光+OCNで利用しているため、事実上OCN光と同一です。
一年前の同データでは、1位がNTTコミュニケーションズ・2位がソフトバンクになっていて、トップ争いはより熾烈になっています。
OCN光もソフトバンク光も、名実ともに日本を代表する光回線サービスと言えます。
この2つのサービスを比較して見ましょう。
OCN光とソフトバンク光を比較
光回線では、マンション集合住宅と戸建て住宅で、月額料金が異なる事が一般的です。
それぞれ比較してみましょう。
マンション集合住宅
マンション 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
OCN光 | 月額3,960円 | 新規・事業者変更・転用37,000円 | OCNモバイルONE | 2年 | 3,600円 |
工事費16,500円 | |||||
ソフトバンク光 | 月額4,180円 | 25,000円のキャッシュバック | SoftBank | 2年 | 4,180円 |
工事費26,400円 | Y!mobile | ||||
乗換は実質無料 |
一戸建て住宅
戸建て 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
OCN光 | 月額5,610円 | 新規・事業者変更・転用37,000円 | OCNモバイルONE | 2年 | 3,600円 |
工事費19,800円 | |||||
ソフトバンク光 | 月額5,720円 | 25,000円のキャッシュバック | SoftBank | 2年 | 5,720円 |
工事費26,400円 | Y!mobile | ||||
→ 乗換は実質無料 |
月額料金を比較
OCN光の方が、月額料金はいずれも安くなっています。
長期間利用が多くなる光回線では、月額料金の差は長年の支払額に影響するので、僅かな差でも重要なポイントになります。
また、月額料金以上に、実際の支払額で両者の差は開きます。
前述の通信速度に大きく影響する、「IPv6 IPoE」には両社とも対応していますが、OCN光では、市販の「IPv6 IPoE」に対応したルーターを使えば対応出来ますが、ソフトバンク光では、ソフトバンク光専用のルーター機器光BBユニット(月額513円)をレンタルした場合でしか、「IPv6 IPoE」を利用する事が出来ません。
さらに、光BBユニットをレンタルしても、それだけではWi-Fiを利用する事が出来ません。
光回線を導入したらスマホで利用する事が前提で、Wi-Fiが無い事は考えられません。
そのため、オプションのWi-Fiマルチパック(月額1,089円)を加える必要が有ります。
ソフトバンクのスマホユーザーなら、「おうち割光セット」が適用されて、上記の2つに加えて、光電話のオプション(月額550円)も含めて、3つのオプション全てで月額550円になります。
事実上のソフトバンク光の月額料金は、ソフトバンクユーザーで計算しても、マンションで 4,180円+550円=4,730円・戸建てで5,720円+550円=6,270円 になります。
スマホ契約で、ソフトバンクを離脱して格安SIMに乗り換えたり、同じソフトバンクでも割引対象外のLINEMOに乗り換えたりすれば、更に高額になり、割引無しの月額料金を計算すれば、マンションで 4,180円+2,152円=6,332円・戸建てで5,720円+2,152円=7,872円 が実質月額料金になります。
工事費を比較
工事費を単純に比較すれば、OCN光の方が安くなっていますが、ソフトバンク光では現在キャンペーンを行っています。
他社からの乗り換えでは、工事費が実質無料になります。
実質無料は無料で工事が出来るということではなく、分割払にした工事費が毎月の支払分と同額の割引が受けられるという意味です。
回線工事費26,400円の場合、1,100円×24ヵ月間割引されますが、24回の支払が完了する前に解約を行った場合は、残債が一括で請求されます。
キャンペーンを比較
先の表にあるキャンペーンは、公式では行っていません。
光回線の申込みは、代理店で行う方がお得です。
中でも経費を掛けずに集客しているオンライン代理店では、キャンペーン特典の内容が魅力的になり、ストレートに言えばキャッシュバックがもらえます。
契約後の利用や工事に関しては、何処で申込みを行っても全く扱いは同じで、有利不利はありません。回線品質やサポートに関しても同様です。
「OCN光」のオンライン代理店のキャッシュバック詳細については、以下をご覧下さい。
「ソフトバンク光」のオンライン代理店のキャッシュバック詳細については、以下をご覧下さい。
スマホのセット割を比較
光回線が自宅に有れば、スマホで契約プランからギガが消費する機会は外出時だけに限られ、多くの方は月に3GB程度の小容量プランで充分事足りるケースが多いです。
小容量プランは3大キャリアでは高額でコスパが悪く、格安SIMやサブブランドに乗り換える方が、通信費の支払いトータル金額は大幅に安くなります。
特定の光回線とスマホプランを組みあわせる事により、「セット割」が適用されれば、安価に利用出来る格安SIMやサブブランドを、もっと安価に利用出来ます。
家族で乗り換える事で、大きな節約効果が出ます。
OCN光のセット割
(出典:OCNモバイルONE公式)
格安SIMの「OCNモバイルONE」と、光回線の「OCN光」を組み合わせる事で、安価なOCNモバイルONEの料金が更に割引きされます。
1契約ごとに月額220円の割引きが受けられます。
最大5契約月額1,100円まで「セット割」が受けられます。
通信容量/コース名 | 月額料金 | セット割 | 実質金額 |
500MB/月コース | 550円 | - | 550円 |
1GB/月コース | 770円 | 220円 | 550円 |
3GB/月コース | 990円 | 220円 | 770円 |
6GB/月コース | 1,320円 | 220円 | 1,100円 |
10GB/月コース | 1,760円 | 220円 | 1,540円 |
マンションで家族3人が、光回線にOCN光+3GBコースのOCNモバイルONEを利用した時の通信料トータル金額は、3,960円(OCN光)+2,310円(OCNモバイルONE 3GB×3人分)=6,270円 で、家族3人分の通信費が賄えます。
ソフトバンク光のセット割
(出典:ワイモバイル公式)
ソフトバンクのスマートフォンでは、「おうち割光セット」が適用されて、1台あたり月額1,100円の割引きが受けられます。
外出先でも無制限に利用出来る環境が必要な方にはメリットが有りますが、小容量しか必要が無いユーザーには、サブブランドのワイモバイルを利用した方が合理的です。
「ワイモバイル」を「ソフトバンク光」と組み合わせることで、「おうち割光セット(A)」が適用され、1台あたり毎月1,188円の割引きが適用されます。
通信容量/コース名 | 月額料金 | セット割 | 支払料金 |
3GB/Sプラン | 2,178円 | 1,188円 | 990円 |
15GB/Mプラン | 3,278円 | 1,188円 | 2,090円 |
25GB/Lプラン | 4,158円 | 1,188円 | 2,970円 |
それぞれが向いているユーザーは?
それぞれの、向いているユーザー像を想定してみます。
コスパ重視のユーザーなら「OCN光」
(出典:OCN光申込サイト)
ソフトバンク光との比較だけで無く、数多くある光コラボの中でも最安値級のOCN光は、コスパを重視するユーザーにも最適です。
安いだけで無く、OCNは世界的なTier1 IPバックボーンを保有して、通信品質の高さにも定評があります。
格安SIMのOCNモバイルONEの安さも、コスパ重視のユーザーには最適で、月額550円から利用する事が出来ます。
ドコモ光ユーザーの乗り換えなら「OCN光」
ドコモ光でタイプBのOCNを選んでいるユーザーは、光回線を「フレッツ光」+プロバイダを「OCN」でインターネットを利用していますが、OCN光も光回線は「フレッツ光」+プロバイダが「OCN」になり、全く同じインターネット環境です。
それなのに、月額料金はドコモ光の場合マンションで4,620円に対し、OCN光では3,960円になり、戸建てではドコモ光の場合5,940円ですが、OCN光の場合は5,610円という金額で、単純に月額料金だけが安くなります。
併せてスマホ契約もドコモからOCNモバイルONEに乗り換える事で、劇的に通信費のトータル費用を下げる事が可能になります。
もちろん、タイプA利用者や、タイプBでもOCNを利用していないユーザーにとっても、ドコモからOCNモバイルONEに乗り換えれば、スマホ料金が大きく下がり、光回線の料金も下げられる乗り換えをオススメします。
ドコモ光も含めて光コラボを利用している方なら、OCN光+OCNモバイルONEの組みあわせに乗り換える事で、通信費のトータル費用は多くの場合に安くなります。
光コラボから他の光コラボへの乗り換えは簡単
光コラボから他の光コラボへの乗り換えは、「事業者変更」の手続きだけで、簡単に乗り換える事が可能で、インターネットが利用出来ない期間も発生しませんし、新たな工事も基本的に必要ありません。
出典:NTT東日本公式
事業者変更の手順
- 事業者変更承諾番号の収得を、契約中の光コラボ事業者へ申し込む
- 新しい光コラボ事業者に、「事業者変更」として申し込む
- 事業者変更の手続きが完了(概ね1週間から2週間程度)すれば、利用できる様になります。
他社違約金の負担があるなら「ソフトバンク光」
(出典:ソフトバンク光申込サイト)
インターネット回線の多くは、解約月以外の解約や、一定期間の経過を待たずして行う解約では、違約金が発生します。
ソフトバンクグループ以外の「モバイルWi-Fiルーター」「据え置き型無線ホームルーター」からソフトバンク光に乗り換える場合、違約金だけでなく機器の支払い残債も含めて、最大42,000円まで費用をソフトバンクが補填してくれます。
auひかりやNURO光では違約金に加えて、撤去費用が掛かる場合もあり、ソフトバンク以外の光回線からソフトバンク光に乗り換える場合では、最大100,000円までの費用補填が受けられます。
環境が変わって無線利用のインターネット回線から、光回線への乗り換えを検討していたり、意図していなかった急な引っ越しに直面していたりなど、違約金に悩むユーザーには、ソフトバンク光が最適です。
paypayポイントに注力しているなら「ソフトバンク光」
QRコード決済では、paypayが最も多く利用されていて、積極的なプロモーションを、ソフトバンク全社を挙げて後押ししてます。
ソフトバンクユーザーには、特別な特典が用意されている事も多く、普段の生活の中でpaypayポイントの収集に注力しているユーザーにとって、ソフトバンクの小容量プランが格安SIMなどに比較すれば、高くなる事を充分に承知の上で、それ以上のメリットが出せるケースがあります。
スマホでソフトバンクを積極的に利用したいユーザーには、ソフトバンク光が最適です。