何となく解るけど・・・・・詳しくは解らない。そんなことは、意外と多いですよね。
光回線サービスを利用している方は多いですが、様々なサービスが乱立していて、何がどうなっているのか??よく解らないまま、利用なさっている方も多いと思います。
携帯電話・スマホプランの中で、最も利用者が多いのはドコモで、ドコモの光回線サービスを併用することで、スマホ代が割り引かれる「セット割」が適用されることと、光回線でのインターネット利用についてよく解らなくても、契約できる窓口にドコモショップがなっていることから、単一の光回線サービスとしては「ドコモ光」の契約者数が日本最大になっています。
ここまでは、シンプルで解りやすい話なのですが、ドコモは言わずと知れたNTTグループの一員であり、NTT東西が敷設運営している光回線は、日本で最も普及している「フレッツ光」です。
「あれ・・・??日本一はドコモ光なのでは??」という疑問は当然沸いてきますし、同じNTTグループなのに「ドコモ光」と「フレッツ光」は別の光回線なの?ホントの日本一はどっち???など、途端に解らなくなりますよね。
さらに解らなくしているのが、お聞きになったことがあるでしょう「光コラボ」です。
「光コラボもNTTグループがやっているの??」「あれ??ソフトバンク光も光コラボだと聞いたことがある・・・ライバル会社だよね??」などの疑問は尽きません。
ちょっと解りにくい「光コラボ」「ドコモ光」「フレッツ光」について、それらの関係性や違い、それぞれどんなメリットがあるのかまで含めてご説明して、利用するならどれが良いのか?についてまで解説していきます。
「フレッツ光」とは何か?
「フレッツ光」とは何か?単刀直入にご説明するなら、NTT東西が敷設管理している光回線のことです。
そう言われても、「ドコモ光」「光コラボ」との違いが気になるところですが、フレッツ光はNTT東西の光回線である、というところだけを今の時点ではご理解ください。
数多くの光回線サービスが乱立している認識の方も多いと思いますが、実際に敷設されている光回線自体は、それほど多くはないことからご説明しましょう。
敷設されている光回線は数多くない
光回線サービスを利用するためには、有線の光ファイバーケーブルを利用したい家屋に、回線を直接引き込む必要があります。(一般的な一戸建て住宅で利用する場合)
光回線の利用は自宅近くまでケーブルが来ていないと引き込み工事もできませんので、そのためには、街中から郊外まで幅広く縦横無尽に有線の光ファイバーケーブルを張り巡らせなくてはなりません。
そんなことが可能になるのは、既存の何らかのインフラを担っていて、電柱や地下などの幅広くカバーできる施設や設備を持っている事業者だけに限られます。
そのため光回線の敷設ができるのは、「NTT東西」(固定電話)・「電力会社系」(電力事業)・「ケーブルテレビ系」(有線放送事業)にほぼ集約されます。
具体的な光回線としては、NTT東西は「フレッツ光」、電力系では地域の電力会社ごとにあり、代表的なところでは「eo光」「コミュファ光」などがあり、ケーブルテレビ系では地域に根ざしたサービスが中心に展開されています。
光回線の貸し出しもある?
戦略的な事業者同士の提携によって、光回線の運営をしているケースがこれとは別にあります。
解りやすく言うなら、光回線の貸し出しです。
ソニーネットワークコミュニケーションズが運営している光回線「NURO光」は、基本的に独自で光回線の敷設は行っておらず、NTT東西の光回線「フレッツ光」の利用していない「ダークファイバー」と呼ばれる部分を借りて、独自の運営を行っています。
KDDIが運営している光回線「auひかり」も、関東エリアの一部で東京電力が運営していた光回線の事業者譲渡分以外については、NURO光と同様にフレッツ光の「ダークファイバー」の部分を借り受けて独自の運営を行っています。
「フレッツ光」は日本で一番利用されている光回線
*図1(出典:MM総研)
フレッツ光は日本で一番利用されている光回線だと申し上げましたが、その根拠となるデータを見てみましょう。
上のグラフは、MM総研が2023年12月に公表した、「ブロードバンド回線事業者の加入件数調査」(2023年9月末時点)からの引用データです。
2つを合わせて全体の過半数を大きく超えている、NTT東日本・NTT西日本の光回線は「フレッツ光」で、他社の光回線を大きく引き離して契約者数シェア断トツのNo.1です。
その後に続くKDDIは「auひかり」、オプテージは関西電力が運営する光回線「eo光」で、ソニーネットワークコミュニケーションズは「NURO光」です。
「フレッツ光」のメリットは?
日本で最も使われている、光回線「フレッツ光」のメリットを見ていきましょう。
日本中全県で利用ができる唯一の光回線
敷設されている光回線の中で、47都道府県全県で利用できるのは唯一「フレッツ光」だけです。
フレッツ光のダークファイバーの部分を利用している、「auひかり」「NURO光」もサービスの全国展開をしていますが、利用できる都道府県は限られています。
auひかり
auひかりの、戸建て住宅での利用可能エリアは以下の通りです。
【北海道エリア】 北海道
【東北エリア】 青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島
【関東エリア】 東京都、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木
【信越エリア】 新潟、長野
【中部エリア】 山梨
【北陸エリア】 石川、富山、福井
【中国エリア】 鳥取、岡山、島根、広島、山口
【四国エリア】 香川、徳島、愛媛、高知
【九州エリア】 福岡、大分、佐賀、宮崎、熊本、長崎、鹿児島
NURO光
(出典:NURO公式)
NURO光の、戸建て住宅での利用可能エリアは以下の通りです。
【北海道エリア】 北海道
【関東エリア】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
【東海エリア】 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
【関西エリア】 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
【中国エリア】 広島県、岡山県
【九州エリア】 福岡県、佐賀県
幅広い提供エリア
光回線は提供エリアになっていても、県内全域で利用ができるわけではありません。
「auひかり」「NURO光」は人口が密集している都市部は充実していますが、郊外に出ると利用できるエリアは限られるのが現状です。
「フレッツ光」は正確な数字は発表されていませんが、人口エリアカバー率として、東日本では概ね95%以上、西日本では概ね93%以上だと言われていて、提供エリアが全県をカバーしているだけでなく、人が居住するエリアの多くで利用ができるようになっています。
利用可能なマンション集合住宅が多い
マンション集合住宅で光回線を利用する場合は、一戸建て住宅で利用する場合とは異なります。
戸建て住宅では、直接近くまで来ている(提供エリアになっている)光ファイバーケーブルを引き込みますが、もしも、マンション集合住宅では各戸に直接ケーブルを引き込めば、大規模中宅では景観が変わってしまいます。
そのために、マンション集合住宅での光回線利用は、建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している光回線を、建物内の配線を使って各戸に届けられる仕組みになっています。
マンション集合住宅では、建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している光回線しか、原則として利用することができません。
「フレッツ光」は日本中の数多くの、建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了しているため、マンション集合住宅での利用が可能になっているケースが多くなっています。
申し込みから開通までが早い
光回線を利用するためには、回線導入工事が必要になります。
申し込みをしてから開通するまでには、一定の期間を要します。
多くの光回線では、申し込みから開通までの期間は数ヶ月先になることも珍しくありませんが、フレッツ光では概ね2週間から1ヶ月程度の期間で開通しています。
回線導入工事はプロが行う必要があり、その数には当然限りがあります。
光回線の工事には契約者側からの立ち会いが必要であり、自身のスケジュールと工事業者のスケジュールを擦り合わせる必要があります。
フレッツ光を運営するNTT東西は、固定電話事業を古くから展開しているため、全国に手の良い職人を多数傘下に収めていて、比較的融通が効くことが開通までが早い要因の一つです。
また、ダークファイバーを利用する光回線では、社内調整を行った上で外部(NTT東西のことです)と調整が必要になることや、比較すればNTTが自社顧客を優先することなども、フレッツ光の開通が早い要因になっています。
高い技術力
NTTは、世界最先端のネットワーク技術力を有する巨大企業です。
たとえば、IOWN構想(Innovative Optical and Wireless Network)というのを、小耳に挟んだことありませんか?
これはNTTが進めている世界でも最先端の技術で、次世代のインターネットの超消費電力化・超高速処理で、高度化している社会基盤の複数の機能を提供するものです。
NTTの高い技術力は、現在運営している光回線のフレッツ光にも適切にフィードバックされています。
「フレッツ光」をおすすめするユーザーは?
利用するユーザー数が日本で最も多く、だからこそメリットも多い「フレッツ光」ですから、万人におすすめする光回線なのか?と問われれば、個人契約して利用するのには積極的におすすめしません。
フレッツ光をNTT東西と契約してインターネット利用することを、積極的におすすめするのは法人契約のビジネス利用です。
光回線でインターネットを利用するための基本知識も踏まえて、ご説明していきます。
インターネット利用にはプロバイダが必要
(出典:NTT東日本)
インターネットを利用するためには、回線の他に接続業者プロバイダが必要になります。
これは無線有線を問わず、どんな回線手段でも同じです。
たとえば、NURO光のプロバイダはSo-netに限定されていて、回線とプロバイダはワンセットになっていて、NURO光のサービスとして提供されていますし、ドコモのスマホプランは無線回線のドコモと、プロバイダとしてのドコモをワンセットにして、プランとして提供されています。
しかし、回線としてフレッツ光を提供しているNTT東西では、プロバイダ業務の提供を行っていません。
そのため、フレッツ光でインターネットを利用するためには、NTT東西とフレッツ光の回線契約を行って、別途で接続業者プロバイダの契約をする必要があります。
(出典:NTT西日本*一部改変)
自分の利用形態や予算などに合った接続業者プロバイダを、自由に選択できるメリットはありますが、ワンセットになっていないため契約先が2カ所になり、問い合わせ窓口も支払先も2カ所になってしまい、合算した月額料金はコスパも良くありません。
フレッツ光+プロバイダ契約は「法人契約」でメリットが大きい
フレッツ光をNTT東西と個人契約をして、インターネットを利用するメリットは基本的にありません。
フレッツ光+プロバイダ契約をおすすめするのは、ビジネス利用などの「法人契約」での利用者です。
法人契約ではインターネットだけでなく、ビジネスホンなどの電話や社内ネットワークシステムなど、NTTが持っているノウハウを利用できるメリットがあるため、NTTと直接契約するフレッツ光の利用が最適です。
NTT側でもビジネス利用に便利なオプションを用意していていることもあり、フレッツ光+プロバイダ契約は法人契約の利用形態での主流になっています。
会社の成長に併せて変わるシステム内容などで、その時に適切なサービスの提供しているプロバイダに自由に乗り換え可能なところも、法人契約に向いていると言えます。
これらのメリットは個人契約では利用価値が無く、フレッツ光+プロバイダ契約でのインターネット利用を、一般的な個人ユーザーにはおすすめしません。
ただ、誤解をしていただきたくないのは、フレッツ光の個人利用を否定しているのではなく、あくまでこの契約利用形態では、メリットが無いということです。
「光コラボ」とは何か?
*図2(出典:NTT西日本*一部改変)
「光コラボ」とは、光回線と接続業者プロバイダがワンセットになっている、フレッツ光の利用形態の一つであり、月額料金も割安になっていてフレッツ光の個人利用におすすめです。
光コラボについて、もう少し掘り下げてみましょう。
「光コラボ」の契約先はプロバイダ
auひかり・NURO光ではフレッツ光の利用しない部分である「ダークファイバー」の部分を借り受けて、独自の運用をしていることは先にご説明した通りですが、光コラボではフレッツ光の回線そのものを、NTT東西が接続業者プロバイダに卸提供を行い、プロバイダが自社業務と回線をワンセットにして、光回線サービスの提供を行っています。
そのため、光コラボの契約先はNTT東西ではなく、プロバイダ事業者だけになります。
契約先が一カ所になるため、トラブル時の窓口や支払いも一カ所になる利便性が、光コラボにはあります。
「光コラボ」は「フレッツ光」のメリットが享受できる
光コラボはフレッツ光の利用形態の一つですので、NTT東西と契約していなくても、フレッツ光のメリットが享受できます。
フレッツ光の提供エリアなら光コラボを利用することができますし、フレッツ光が共有スペース内まで引き込み工事が完了している建物では、光コラボを利用することができます。
開通までの早さでも、フレッツ光のメリットを活かすことができます。
「光コラボ」はコスパが良い
光コラボはフレッツ光を使う光回線サービスであり、たとえば光コラボの「ビッグローブ光」の場合なら、契約先はビッグローブだけですが、光回線はNTT東西のフレッツ光で、プロバイダはビッグローブのインターネット利用になります。
NTT東西とフレッツ光の契約を行い、プロバイダを別途ビッグローブで契約した場合と、インターネットの利用方法は全く同じになりますが、月額料金は光コラボの方が安くなります。
主な光コラボで、光コラボで契約する場合とNTT東西+プロバイダ契約する場合の、月額料金を比較してみましょう。
@TCOMヒカリ | ビッグローブ光 | @nifty光 | ソフトバンク光 | ||
光コラボ | マンション 月額 | 4,180円 | 4,378円 | 4,378円 | 4,180円 |
戸建て 月額 | 5,610円 | 5,478円 | 5,720円 | 5,720円 | |
フレッツ光+プロバイダ | マンションプロバイダ料金 | 1,320円 | 990円 | 1,045円 | 1,045円 |
東日本マンション月額計 | 5,445円 | 5,115円 | 5,170円 | 5,170円 | |
西日本マンション月額計 | 4,895円 | 4,565円 | 4,620円 | 4,620円 | |
戸建てプロバイダ料金 | 1,320円 | 1,100円 | 1,320円 | 1,320円 | |
東日本戸建て月額計 | 7,590円 | 7,370円 | 7,590円 | 7,590円 | |
西日本戸建て月額計 | 6,050円 | 5,830円 | 6,050円 | 6,050円 |
全く同じ光回線とプロバイダの組み合わせ利用でも、光コラボのコスパが良くなります。
光コラボは数多い選択肢がある
光コラボは、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社から提供されている光回線サービスです。
たとえば、ソフトバンク光・楽天ひかり・ビッグローブ光なども、光コラボの一つであり、光回線サービスが数多く存在していると感じさせるのは、光コラボがその一因になっていると言えます。
光コラボでは数多い事業者が競い合うため、月額料金が安くなる傾向になります。
「ドコモ光」とは何か?
ここまで読み進めていただいた方の中には、既にピンときた方もいらっしゃると思いますが、「ドコモ光」も数多くある「光コラボ」の中の、一つの光回線サービスです。
ドコモ光はNTT東西から光回線フレッツ光の卸提供を受けて、プロバイダとワンセットにして提供している光コラボです。
(*ドコモ光は光コラボの中で例外的に、月額漁期の異なるタイプAとタイプBに分けられた、複数のプロバイダの選択が可能です)
「ドコモ光」は日本で一番利用されている光回線サービス
*図3(出典:MM総研)
ドコモ光は日本で一番契約者が多い、インターネットを利用する光回線サービスです。
上のグラフは、先ほどと同様にMM総研が2023年12月に公表した、「ブロードバンド回線事業者の加入件数調査」(2023年9月末時点)からの引用データです。
NTTドコモが提供しているのが光コラボの「ドコモ光」で、利用者が最も多いシェア1位になっていることが解ります。
余談になりますが、上位7社の光回線サービスのうち、「NTTドコモ(ドコモ光)」「ソフトバンク(ソフトバンク光)」「ビッグローブ(ビッグローブ光)」「ニフティ(ニフティ光)」の4社は、光コラボを提供している事業者です。(データにはプロバイダ単独契約も含まれています)
「光コラボ」と「ドコモ光」と「フレッツ光」の違いを整理
「光コラボ」と「ドコモ光」と「フレッツ光」の違いを、今一度整理してみましょう。
- フレッツ光は日本で最も利用されている光回線(図1)
- 光コラボはフレッツ光の利用形態の一つで数多くあり、個人契約に最適な利用方法(図2)
- ドコモ光は光コラボの一つで、日本で最も利用されている光回線サービス(図3)
つまり、ドコモ光はフレッツ光を使う光コラボの一つ、ということになります。
「ドコモ光」の利用者が多い理由
ドコモ光の利用者が最も多くなっているのは、スマホプランのシェアでドコモが最も多いことと、密接に関係しています。
インターネットで光回線を利用したいユーザーは、どこを利用したら良いのかが解らず、どこで契約をすれば良いのか?解らない方も多く、ドコモでは戦略的に自社スマホユーザーに対して自社の光回線サービスである「ドコモ光」を積極的に販促しています。
ドコモ光を単純に提案するだけでなく、契約に繋げる手法として各種割引を提示して「お得感」を出しています。
プランによって割引内容は変わってきますが、ドコモのスマホプランでは最もショップでも推している、メインの無制限プラン(ギガホプレミアプラン)で、その内容を見てみましょう。
(*ドコモではプラン改定を行っていますが、無制限プランは新プランのeximoでも月額料金は同じのため、利用者が多い旧プランを用います。)
家族割
家族3人以上で利用する場合、毎月のスマホ代から1台につき1,100円の割引が受けられます。
セット割
ドコモのスマホプランとドコモ光を併用することで、ギガホプレミアプランの場合はスマホ1台につき毎月1,100円の割引が受けられます。
3GB未満割
自宅で光回線を利用する場合、自宅でのスマホ利用も当然Wi-Fiで光回線を利用するため、契約しているスマホプランのギガを消費するのは、外出時のWi-Fiが無い場所での利用だけに限られます。
そのため、多くのスマホユーザーが月に消費するギガ量は3GB未満になります。
ドコモでは無制限プランの利用を推奨したいのですが、毎月3GB程度の小容量利用者には無制限プランは無用と判断されかねません。
対策として無制限のギガホプレミアプランユーザーの、1ヶ月の利用量が3GB未満の場合は、自動的に1,650円の割引が適用されます。
家族3人で利用した場合の通信費トータル費用
上記の割引額の合計金額は、スマホ1台につき月額3,850円にもなり、家族3人で利用した場合の割引額は月額11,550円になります。
この高額な割引金額は、毎月のドコモ光の月額料金(タイプAのマンション利用で4,400円・戸建て利用で5,720円)を簡単に捻出することができるだけでなく、毎月のスマホ料金も安くなる!お得だ!!と判断するユーザーが多くなります。
具体的に計算した、家族3人の通信費トータル費用は以下になります。
割引をフル活用したスマホ1台の月額料金は、7,315円(ギガホプレミアプラン)-1,100円(家族割)-1,100円(セット割)-1,650円(3GB未満割)=3,465円になります。
ドコモ光 タイプA |
ギガホプレミアプラン3GB以下 | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,400円 | 3,465円 | 3人 | 14,795円 |
戸建て | 5,720円 | 3,465円 | 3人 | 16,115円 |
家族3人で光回線とスマホを利用した、通信費トータル費用はマンションで月額14,795円・戸建てで月額16,115円になります。
もっと安く利用する方法は?
ドコモ+ドコモ光ユーザーは、多額の割引を得ているのは間違いなくても、実際に支払うこの金額は、大きな負担になっていると感じるユーザーは決して少なくありません。
もっとコスパ良く、安く利用する方法を考えてみましょう。
スマホの小容量プランは「格安SIM」が安い
ドコモの無制限プランで割引をフル活用しても、スマホ1台分の支払い月額料金は3,465円になります。
この金額は月に3GB未満程度のプラン利用と考えれば、コスパは決して良くありません。
格安SIMなら、3GB程度のプランが月額1,000円前後で利用ができます。
ドコモからスマホプランを格安SIMに乗り換えた場合、スマホの割引プランは無くなりますが、乗り換えてドコモを利用しないので問題は無く、光回線サービスのドコモ光の料金はそれまでと変わりません。
そのため、格安SIMに乗り換えるだけで、スマホ1台につき概ね2千円以上は安くなる計算になります。
光コラボには格安SIMにセット割が適用されるものがある
格安SIMは安価な月額料金が設定されているため、それ以上の割引は難しいことが多いのですが、数多い選択肢が存在している光コラボの中には、格安SIMにも「セット割」が適用されるものがあります。
格安SIMの安価な月額料金にセット割の適用で、通信費は更に下げることが可能になります。
しかし、その場合はドコモ光から、格安SIMにセット割が適用される別の光コラボに乗り換える必要があります。
ドコモ光から別の光コラボへは「事業者変更」の簡単な手続きだけでOK
(出典:NTT東日本公式)
ドコモ光から別の光コラボ(格安SIMにセット割の対応をしている)への乗り換えは、「事業者変更」の手続きを行うだけで簡単に行うことができて、新たな回線工事も必要が無く、インターネットが利用できない期間も発生しません。
具体的な手続き方法としては、ドコモから「事業者変更承諾番号」を入手して、乗り換える光コラボに新規契約ではなく、事業者変更で「事業者変更承諾番号」を伝えるだけです。
ドコモ光の事業者変更承諾番号入手先
電話 0120-800-000 (9:00~20:00 年中無休)
ドコモショップでもwebでも手続きが可能です。
ドコモ+ドコモ光をご利用中のユーザーが、通信費トータル費用を節約するためには、スマホプランを格安SIMに乗り換えて、その格安SIMにセット割が適用される光コラボに、事業者変更で乗り換えるのが最適です。
コスパ良く利用ができる、具体的な光コラボと格安SIMの組み合わせもご案内しましょう。
最安値級の「@TCOMヒカリ」+「LIBMO」のセット割
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
とことん安くインターネットを利用するなら、光コラボの「@TCOMヒカリ」+格安SIM「LIBMO」を併用するのが最適です。
@TCOMヒカリの月額料金は、マンション4,180円・戸建て5,610円です。
安価に利用できる@TCOMヒカリですが、光回線にフレッツ光+プロバイダに@TCOMでインターネットを利用します。
ドコモ光の高額なタイプBの選択できるプロバイダに@TCOMはありますので、この場合のインターネット利用は全く同じになります。
高品質な光回線サービスの月額料金が安く利用することができて、ドコモよりも安価な格安SIMにセット割を適用させることで、通信費トータル費用の大幅削減が可能になります。
「格安SIM」LIBMOのセット割
(出典:LIBMO公式)
格安SIMの「LIBMO」はドコモ回線を利用しているため、ドコモで購入したスマートフォンをそのまま利用できます。
LIBMOは安いだけの格安SIMではなく、その品質の高さがドコモから認められているエコノミーMVNO」の認定を受けていて、全国のドコモショップでも取り扱われています。
光回線の@TCOMヒカリと格安SIMのLIBMOを併用する事で、スマホ1台につき毎月220円のセット割が最大5契約まで適用が受けられます。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
LIBMOの3GBプランは、セット割を適用すれば月額760円になります。
家族3人で利用した場合の、通信費トータル費用を計算してみます。
@TCOMヒカリ | スマホ3GBプラン | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,180円 | 760円 | 3人 | 6,460円 |
戸建て | 5,610円 | 760円 | 3人 | 7,890円 |
マンション集合住宅では6,460円、戸建てでは7,890円が1ヶ月の通信費トータル費用で、これ金額はドコモ回線のスマホプランと自宅光回線の通信費トータル費用では、最安値級の料金になります。
ドコモ+ドコモ光でインターネットを利用していた時の費用と比較すれば、毎月マンションで8,335円・戸建てで8,255円が安くなり、年間では毎年10万円に近い金額を節約できる計算になります。
キャッシュバック
@TCOMヒカリでは、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
スマホのキャリア回線にこだわるなら「ビッグローブ光」+「UQモバイル」のセット割
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
格安SIMは、キャリア回線の一部を借りて運用されているため、安価な月額料金で利用することができます。
普段の利用には問題が無くても、同じ時間帯に利用者が集中するお昼休みなどでは、格安SIMの通信速度が遅くなってしまうのは、多くの場合で避けられません。
通信キャリア回線を全部使ってなお、安価に利用する手段として、「サブブランド」を利用する手があります。
auのメインプランと全く同じ回線を利用する、サブブランドの「UQモバイル」は、高品質なキャリア回線を安価に利用することができます。
UQモバイルにセット割を適用させるのには、老舗のノウハウがあるビッグローブが運営する、光コラボの「ビッグローブ光」が最適です。
ビッグローブ光の月額料金は、一戸建てタイプで5,478円・マンションタイプで4,378円です。
「サブブランド」UQモバイルのセット割
(出典:UQ mobile公式サイト)
光回線のビッグローブ光とauのサブブランドのUQモバイルを併用する事で、スマホ1台につき最大毎月1,100円のセット割が10契約まで適用が受けられます。
トクトクプラン | コミコミプラン | ミニミニプラン | ||
1GB未満 | 15GB | 20GB | 4GB | |
月額料金 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 | 2,365円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 0円 | 1,100円 |
割引後 | 1,177円 | 2,365円 | 3,278円 | 1,265円 |
UQモバイルの4GBプランは、セット割を適用すれば月額1,265円になります。
家族3人で利用した場合の、通信費トータル費用を計算してみます。
ビッグローブ光 | UQモバイル | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 1,265円 | 3人 | 7,986円 |
戸建て | 5,478円 | 1,265円 | 3人 | 9,086円 |
*auPAYカード支払い割187円も適用した場合
月額1万円を大きく下回る費用で、家族3人の通信費を賄うことができます。
キャッシュバック
ビッグローブ光では代理店契約で、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
引っ越し移転時の工事費用が無料
引っ越しの予定がある方や、引っ越す頻度が高い方の光回線としても、ビッグローブ光が最適です。
ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になっています。