18歳~69歳の男女4万人を対象にして、2021年11月15日~11月17日に調査された、2021年12月通信サービスの利用動向調査が、MMD研究所によって12月10日に発表されました。
この調査によれば、最新のスマートフォンユーザーが利用している通信会社は、概ね9割強が自社でアンテナ設備・通信設備を運用する4大キャリア(MNOと呼ばれています)に集中しています。
内訳は、「NTTドコモ(30.9%)」「au(19.9%)」「ソフトバンク(12.5%)」「Rakuten UN-LIMIT VI(7.8%)」で、安価なオンライン専用プランでは、「ahamo(4.3%)」「povo(1.8%)」「LINEMO(0.7%)」になっており、サブブランドの「Y!mobile(8.3%)」「UQ mobile(4.5%)」と合計すると、90.7%のスマートフォンユーザーが、4大キャリアを利用している事になります。
これに対して、MVNOと呼ばれる自社では通信回線設備を持たない、キャリアに回線を間借りして運営する「格安SIM」は、10%を切る9.3%のシェアに低下しています。
この原因を考えれば、「携帯電話料金を値下げしたい」政府・総務省の矢継ぎ早の意向に対して、それをMVNO潰しへと昇華させたプラン設計にあります。
以前の携帯電話料金は大手3社の寡占状態が続き、月額料金も横並びで高止まりしていました。そんな中で、ショップサービス含むフルサービスを受けたいユーザーはMNO、多少の不便があっても安い料金で利用したい、比較的リテラシーの高いユーザーはMVNOと、マーケットは棲み分けられていました。
携帯電話会社の利用する電波を含めて、電波を利用するサービスは総務省の認可事業であり、国の意向には逆らえない以上、従来のプランの収益には極力手を付けない状態で、MVNOの牙城であった「小容量・安価なプラン」に切り込んだ事から、結果的にMVNOのシェアは減少したと考えられます。
2019年10月に改正された電気通信事業法も、大きな影響があります。それまで2年契約で概ね1万円前後に設定されていた解約違約金の上限が、1,000円までに定められました。契約期間の「縛り」が自由な乗り換えを阻害する、過度な顧客囲い込みになっていて、公正な競争促進を妨げると考えられたからです。これを受けて、携帯電話会社の回線の契約期間「縛り」の大半は、現状では殆ど無くなりました。
しかし、光回線では契約期間の「縛り」が、今サービスを提供している大半のプランに設定されています。契約期間は2年から3年契約が一般的で、期間終了後の2ヵ月程度内の「解約月」と呼ばれる間に解約手続きを行わない場合は自動的に延長され、新たな契約期間が開始されます。
携帯電話回線の契約だけで無く、光回線の契約期間「縛り」が無くなれば、どちらも自由に、その時々のメリットでユーザーが自由に選ぶことが出来る様になり、公正で健全な競争の中で通信費が結果的に下がり、国民に有益であると国は考えていて、総務省が主催する2021年5月に行われた有識者会議で、光回線の契約期間「縛り」が取り上げられ、ようやく議論が始まりました。
光回線の契約期間「縛り」が、今後どのような経緯を辿るかは不透明ですが、国の意向を先取りする様な、契約期間「縛り」の無い光回線サービスは既に始まっています。
その中でも人気のある、「GMO光アクセス」と「ぷらら光」を比較してみましょう。
「縛り」無し光回線プランは高い?
光回線サービスを行う企業の考え方で、契約期間「縛り」を行うのは、顧客の囲い込みです。既存の顧客に逃げられては、安定した経営は出来ません。そのため通信各社に浸透したのが、簡単に他サービスに乗り換える事が出来ない契約期間「縛り」です。
「縛り」は顧客流失阻止だけでなく、安定的に売上が見込めることから、安価に提供出来るメリットも有ります。「縛り無し」プランを、「縛り有り」プランとは別の料金体系で提供している事は、あまり表だって企業がアピールしていないため浸透していませんが、実際に存在しています。
月額料金 | ||||
戸建て | マンション | |||
縛り無し | 縛り有り | 縛り無し | 縛り有り | |
ソフトバンク光 | 6,930円 | 5,720円 | 5,390円 | 4,180円 |
NURO光 | 7,836円 | 5,200円 | 7,836円 | 5,200円 |
ドコモ光 | 7,370円 | 5,720円 | 5,500円 | 4,400円 |
OCN光 | 6,820円 | 5,610円 | 5,170円 | 3,960円 |
最も安い差額で月額1,100円・高い差額では2,600円以上、「縛り無し」プランが高額になっています。
たとえば月額2,000円の差額が有った場合に、1年では24,000円・3年では72,000円を同じサービスに対して余分に支払う事になり、「とりあえず・・・縛り無しでいいか・・・」という選択をするユーザーは少なくありません。
しかし、この常識(縛り無し光回線は高額になる)に対して、果敢に挑戦しているサービスが有ります。
一つは「GMO光アクセス」で、もう一つは「ぷらら光」です。
具体的な月額料金を見てみましょう。
GMO光アクセス | ぷらら光 | |||
マンションタイプ | 戸建てタイプ | マンションタイプ | 戸建てタイプ | |
月額料金 | 3,773円 | 4,818円 | 3,960円 | 5,280円 |
どちらの月額料金も、他社の「縛り有り」と比較しても十分に競争力が有り、何となくの流れで光回線を契約するのでは無く、きちんと調査してから選択する、情報リテラシーの高い多くのユーザーに支持されています。
「GMO光アクセス」も「ぷらら光」も、「光コラボ」のサービスです。「光コラボ」って何??という方のために、簡単に「光回線」からご説明しましょう。
光回線を家庭で利用するなら、「光コラボ」です
光回線は、光ガラス繊維で出来ている、光ファイバーケーブルを使った通信回線で、従来の銅線と比較して、より多くのデータを、距離による毀損が無いまま、やりとりが可能な最も速い通信回線です。基本的に利用量の制約が無く、自由に無制限に利用する事が出来ます。
光回線の敷設には莫大な資本はもちろんですが、回線を張り巡らせるのには、電柱が必要になります。そのため、実際に光ファイバーケーブルの敷設は、NTT(電話線の電柱)・各地の電力会社(電線の電柱)・各地のケーブルテレビ(有線の電柱)で大半を占めています。
実際に敷設されている光回線の種類は、それほど多くは有りません。
光回線のシェア
ICT市場専門のリサーチ会社、株式会社MM総研の2021年3月発表のデータによれば、全国的に広く普及しているのは、NTTグループ(NTT東日本+NTT西日本)の2256.4万件であり、そのシェアは半数を大きく超える7割弱に達しています。
(出典:MM総研)
グラフ中のその他は、限られたエリアでのサービス展開です。
KDDI(au)もNTTグループに続くシェアですが、実際に施設した光ファイバーケーブルのエリアは限られていて、大半のエリアはNTTの光ファイバーケーブルを使用していて、「ダークファイバー」と呼ばれる、NTTで使われていない回線を利用しています。
ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線「NURO光」も、auと同様にNTT光ファイバーケーブルを利用した「ダークファイバー」を使っています。
次に、プロバイダ別のシェアを見てみましょう。
(出典:MM総研)
NTT東西がこのグラフに登場しないのは、接続業者プロバイダとしてのサービスをNTTは直接行っていないからです。プロバイダ業務は、グループ内の別企業が行っています。
図の中の「NTTコミュニケーションズ」「NTTぷらら」は、NTTのグループ企業です。
上位にある「ソフトバンク」「ビッグローブ」は、NTTグループではありませんが、NTT東西が敷設した光ファイバーケーブル「フレッツ光」を利用したサービスです。
「GMO光アクセス」も「フレッツ光」を利用した、「光コラボ」サービスです。
「フレッツ光」を利用する形態は、2通り有ります。
フレッツ光の契約形態
「フレッツ光」回線を利用するのには、別途に接続業者プロバイダとの契約が必要です。
回線利用費はNTT東日本・西日本に支払い、接続料をプロバイダへ支払う事が一般的でした。ユーザーにとっては、「フレッツ光」+「プロバイダ」と2箇所で契約を結んで、月額料金も別々に支払う必要があり、トラブルが発生した時や、要望を伝えたくても窓口が二箇所あるのは、ユーザーにとってデメリットが大きく、ワンストップで契約支払いが出来るシステムを望む声が大きくなってきました。
出典:NTT西日本*一部改変
光回線をユーザーとの直接契約を結ぶシェアが、巨大企業NTTの独占状態になれば、競争原理が働かなくなり、普及が加速しないと考えた国の意向もあって、NTT東西は、フレッツ光回線の卸業務への移行へ、大幅な方向転換をします。
NTTは光回線の卸事業へ注力して、卸し提供を受けたプロバイダを中心とした事業者が、プロバイダ機能と回線をワンセットにしたサービスを提供する「光コラボ」が、2015年2月から開始されました。
出典:NTT西日本*一部改変
現在個人の契約は「光コラボ」・法人の契約は「フレッツ光+プロバイダ」が多くなっています。
「光コラボ」を扱う事業者は、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有ります。
(出典:光コラボ申込サイト)
利用出来るエリアは?
最も広く全国をカバーしているのは、NTT東西の「フレッツ光」回線です。使いたい住所が「フレッツ光」の提供エリアになっていれば、「GMO光アクセス」「ぷらら光」を利用する事が出来ます。
この光回線がお住まいの近くに敷設されていない場合は、残念ながら利用が出来ません。殆どの地域はカバーされています。
NTT西日本エリア
富山県 / 石川県 / 福井県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県 / 三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県
NTT東日本エリア
北海道 / 青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 秋田県 / 山形県 / 福島県 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 東京都 / 埼玉県 / 千葉県 / 神奈川県 / 山梨県 / 新潟県 / 長野県
どんな企業が提供している?
「GMO光アクセス」と「ぷらら光」、「GMO」も「ぷらら」も一般的には大きな知名度が有るとは言えず、どちらも聞いたことがある程度の方も多いと思います。
どんな企業なのか、見ていきましょう。
GMO光アクセス光
企業概要
GMOインターネット株式会社が運営しています。2005年に東証1部に上場しています。
大企業であるだけでなく、源流は1991年に創業した株式会社ボイスメディアでは、パソコン通信のアクセス拠点を設置して、本格的にインターネットが普及し始めた1995年にはインターキュー株式会社に商号変更を行い、インターネットプロバイダ事業に参入しています。
特徴
シンプルに安いを標榜していて、期間縛りを設けていないため、違約金が掛からずに解約する事が出来ます。ただし、本来は2年契約縛りが有り、契約縛り無しは、特定ページからの申込み限定特典になっています。
新規回線のみの受付で、現在フレッツ光を利用しているユーザーの「転用」「事業者変更」には対応していません。
ぷらら光
企業概要
株式会社NTTぷららが運営しています。名前の通り、NTTグループの中核企業の一つです。
資本金123.21億円の大企業で、「ぷらら光」を中心とした通信サービスを個人・法人向けに展開するほか、ブルーの猿キャラクターでおなじみの「ひかりTV」を運営しています。
特徴
「NTTぷらら」の社名には、PLAZA(広場)とLALA(楽しげな雰囲気)、という意味が込められています。だれもが簡単に安価に、「心躍る体験」の提供を心がけていて、自ら変化を起こし、自ら変わり、変わることを楽しむ、NTTグループ企業の中では先兵の役割を価値基準としています。
「ぷらら光」も「シンプルに安く」が特徴で、期間縛りを設けていないため、違約金が掛からずに解約する事が出来ます。逆に、契約期間「縛り」の有るプランは設けていません。
どちらがお得?
絶対金額を最初の一定期間だけ安くして、後で月額料金を上げる手法は、光回線サービスではよく見られますが、ユーザーに誠実であるかどうかは、議論の有るところです。
両サービスとも、月額費用は期間に関係なく同じで、解りやすい料金体系になっています。
単純に月額料金だけ見れば、「GMO光アクセス」の方が安いです。では、実際に掛かる費用を検証してみましょう。
初期費用
「GMO光アクセス」は、初期費用として3,300円が掛かります。「ぷらら光」も同様な金額が掛かりますが、代理店経由で申し込めば無料になります。
工事費
「GMO光アクセス」は、マンションで16,500円・戸建てで19,800円が掛かります。しかし、マンションで275円×60回で支払い・戸建てで330円×60回で支払うのと同じ金額を、毎月割引きされるため、実質工事費は0円で利用出来ます。
5年(60回)以内に解約した場合、違約金は有りませんが、工事費の残債は支払う必要が有ります。
「ぷらら光」は、同様にマンションで16,500円・戸建てで19,800円の工事費が掛かります。一括で支払う事も可能ですが、分割の場合マンションで550円×30回・戸建てで660円×30回の分割払いが利用出来ます。
キャッシュバック
「GMO光アクセス」では、キャッシュバックは有りません。
「ぷらら光」は代理店で契約することで、新規契約で1,000円・オプション申込みで最大20,000円の、キャッシュバックキャンペーンを行っています。キャンペーン詳細は、以下をご覧下さい。
事業者変更と転用
現在「フレッツ光」を利用している多くのユーザーは、契約期間「縛り」が掛けられています。
契約期間ごとに訪れる、解約月を逃さずに「縛り」の無いサービスに乗り換えれば、煩わしい「縛り」から解放されて、その後はいつでも自由に、スマートフォンの契約と同様に、メリットの有る回線に乗り換える事が出来るようになります。
引っ越しや転勤にも、余分な費用を支払う必要が無く、月額の支払い費用も安くなる可能性が有ります。
「フレッツ光+プロバイダ」の契約をしている方や、「光コラボ」をご利用中なら、基本的に簡単な手続きだけで、工事不要の乗り換えが出来ます。
「フレッツ光+プロバイダ」からの乗り換えを「転用」と言います。「光コラボ」の契約を他の「光コラボ」サービスに乗り換える事を「事業者変更」と言います。
簡単に手続き方法も踏まえて、ご説明します。
転用
「フレッツ光+プロバイダ」契約を現在している方が、光コラボに乗り換える事を「転用」と言います。
出典:NTT東日本公式
フレッツ光回線をそのまま利用するので、それに伴う工事も基本的に必要ありません。契約先が一箇所にまとまる事で、問い合わせ窓口が一本化出来て、月額料金も安くなります。
転用の手順
1.転用承認番号の収得を、フレッツ光を契約しているNTTに申し込む
2.乗り換える光コラボ事業者に「転用」として申し込む
3.転用手続き完了(概ね1週間から2週間程度)すれば、利用できる様になります。
注意点としては、転用承認番号は15日間の有効期限があります。
事業者変更
「光コラボ」を現在契約している方が、他の光コラボ事業者に乗り換える事を「事業者変更」と言います。
出典:NTT東日本公式
フレッツ光回線はそのまま利用するので、別途工事も必要ありません。
事業者変更の手順
- 事業者変更承諾番号の収得を、契約中の光コラボ事業者へ申し込む
- 新しい光コラボ事業者に、「事業者変更」として申し込む
- 事業者変更の手続きが完了(概ね1週間から2週間程度)すれば、利用できる様になります。
注意点としては、事業者変更承諾番号は15日間の有効期限があります。
事業者変更も転用の場合も、公式特典に加えて正規代理店独自の、特典キャッシュバックが受けられます。
期間別の実質料金を比較
実際に支払う費用金額を、期間別に計算してみます。
GMO光アクセス | ぷらら光 | |||
マンションタイプ | 戸建てタイプ | マンションタイプ | 戸建てタイプ | |
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 3,773円 | 4,818円 | 3,960円 | 5,280円 |
工事費 | 0円 | 0円 | 16,500円 | 19,800円 |
キャッシュバック | 0円 | 0円 | 1,000円 | 1,000円 |
1年間実質費用 | 48,576円 | 61,776円 | 63,020円 | 82,160円 |
2年間実質費用 | 93,852円 | 118,932円 | 110,540円 | 145,520円 |
3年間実質費用 | 139,128円 | 176,748円 | 158,060円 | 208,880円 |
5年間実質費用 | 229,680円 | 292,380円 | 253,100円 | 335,600円 |
8年間実質費用 | 365,508円 | 465,828円 | 395,660円 | 525,680円 |
10年間実質費用 | 456,060円 | 581,460円 | 490,700円 | 652,400円 |
15年間実質費用 | 682,440円 | 870,540円 | 728,300円 | 969,200円 |
20年間実質費用 | 908,820円 | 1,159,620円 | 965,900円 | 1,286,000円 |
IPv6 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
無料ルーター | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
解約違約金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
事業者変更 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
転用 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スマホセット割 | × | × | × | × |
長期的な期間で実際に計算してみると、「GMO光アクセス」が安価に利用出来ます。
ただし、これはあくまでも現状の内容の計算上の事で、5年先10年先がどうなっているのか?誰にも解りませんし、20年先はもっと解りません。
あまり先の話は、ユーザーの生活環境が変わっている可能性もありますし、光回線を含めた社会情勢も変わっている可能性が否定できません。
契約期間「縛り」の無い光回線を選ぶなら「GMO光アクセス」
(出典:GMO光アクセス公式)
「GMO光アクセス」と「縛り」の無い安価なスマートフォンプランを組み合わせる事で、自由でシンプルでありながら、トータル通信費が安価になります。シンプルに安い事で、煩わしい組み合わせ等による割引き制度に、頭を悩ますこともありません。
スマートフォンプランが登場すれば、いつでも「セット割」に縛られずに、乗り換える事が出来ます。
次世代規格のIPv6 IPoEに対応
回線品質や速度は、実際に利用するのに大切な要素です。
IPv6 IPoEとは?
(出典:NTTPC公式サイト)
従来からある通信方式は、PPPoEです。
PPPoEは、Point-to-Point Protocol over Ethernetの略で、電話回線の時代からある通信方式を、LANの規格であるイーサネットに対応させたものです。
これに対し、新しい通信方式が、IPoEです。
IPoE は、IP over Ethernetの略で、当初からLAN規格(イーサネット)の利用を前提として構築されています。
同じ回線を使っても、理論上の通信速度はPPPoEよりもIPoEの方が、10倍速くなります。
従来の「IPv4 PPPoE」を使った接続方式がもたらす、プロバイダのネットワーク終焉装置がボトルネックになっている状態を、次世代規格のIPv6 IPoEを使う事で、ネットワーク終焉装置を経由が無くなり、最大理論値の速度に近づける事が可能になります。
実際の回線速度の差
「GMO光アクセス」は、フレッツ光回線を利用しています。
みんなのネット回線速度にある、直近3ヶ月に計測された19件のPPPoE方式のフレッツ光回線、755件のIPoE方式のフレッツ光回線の測定結果から平均値は、以下の通りです。
PPPoE方式の「GMO光アクセス」回線の平均値
平均Ping値: 26.0ms
平均ダウンロード速度: 147.07Mbps
平均アップロード速度: 149.49Mbps
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓これだけ数値が変わります↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
IPoE方式の「GMO光アクセス」回線の平均値
平均Ping値: 17.24ms
平均ダウンロード速度: 335.0Mbps
平均アップロード速度: 260.74Mbps
WiFiルーターのレンタルが無料
前述の新世代技術「GMO光アクセス」に対応したルーターのレンタルが、無料です。対応のルーターを探して入手する手間も費用も掛からず、誰でも新技術を簡単に享受出来ます。
このルーターは、WiFiを飛ばす機能を備えていて、安定した光回線を利用したWiFi接続が使えるので、タブレットやゲーム機、スマートフォン等を快適に利用出来ます。