世界的な円安傾向が進んで、コロナ禍が完全に抜けていない中で、多くを輸入に頼っている日本では、物の価格が上がるニュースを頻繁に耳にするようになりました。
為替相場が上下する要因は一筋縄では解りませんが、過去の動きを見ても一本調子で推移する事は無く、何かの拍子に再び円高になる未来も充分に考えられます。
今、行わなければならないのは、円安傾向でメリットが出る輸出産業が、国内で物の価格が上がるデメリットを補い、併せて内需を拡大しておく事に外なりません。
コロナ禍の中でも、入国者制限の緩和によるインバウンド需要の再拡大の兆しなど、明るいニュースもありますが、内需拡大にはまだコロナ禍の悪影響も確実にあります。
年老いた両親宅のテレビが調子の悪い事を聞いて、新しいテレビの手配をする事を伝えたところ、思いがけず断りの連絡がありました。
「テレビの搬入や工事で人の出入りがあるのは、コロナのリスクを考えると老人には怖い」の返答に、前のめりになっていた気持ちも、そう言われては納得せざるを得ません。
コロナ禍の中ではそんなリスクも有りますし、知らない方が自宅に出入りするのは、そうでなくても気を使うことも確かです。
自宅にWi-Fi環境を構築するのにあたり、最適なのは光回線ですが、最も大きなハードルは回線導入工事が必要になる事です。
工事には立ち会いが必要で、申し込んでから回線工事までの期間も、回線や時期によっても異なりますが、数週間から数ヶ月先のスケジュールを擦り合わせるのも、大きな負担になります。
また、引っ越しの時には光回線をそのまま移動させる事は出来ず、引っ越し先で利用するにためには、新たな回線工事の問題が付いて回る事も避けられません。
そのため光回線を一旦導入すれば、比較的長期的に利用するユーザーが多くなっています。
将来引っ越しする予定があったり、仕事の都合で一定の期間後には、移動する事が日常になっていたりする方には、光回線の導入は積極的にオススメ出来ません。
光回線以外の手段で、工事がいらないWi-Fi環境の手立て、そのサービスの種類とコスパの良い回線を解説して、ご紹介していきます。
自宅のWi-Fi環境の導入には光回線が最適ですが・・・
はじめに、なぜ?自宅にWi-Fi環境が有った方が良いのか?簡単にご説明します。
スマホの自宅利用もWi-Fi環境下にするメリット
スマホ以外の機器端末が利用出来る
自宅にWi-Fi環境が有れば、広がるICT対応の機器を接続して便利に利用出来る他、対応しているプリンターでは、置いてある部屋以外からの印刷も簡単に出来ます。
パソコンやタブレットの接続なども、常にWi-Fi環境下で利用出来る事で、利便性は格段に上がります。
スマホをWi-Fi基地局にするテザリングでも、ある程度のインターネット接続は可能ですが、利用に制限があったり、通信量の問題が出てきたり、スマホ内蔵のバッテリーを毀損したりと、数々の問題があるため快適には利用出来ません。
それ以上に、コストの問題があります。
スマホだけの通信回線ではコスパが悪い
利用する端末がスマホに限られるユーザーや家族では、「スマホでインターネットに何時でも繋がるのに、わざわざ費用を掛けて自宅にWi-Fiが必要なの?」と、疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、その様な環境下でも、自宅にWi-Fi環境を導入しているユーザーが増えているのは、別回線を導入した方が、結果的にコスパが良いからです。
「新たなコストが発生するのに、何故にコスパが良いの??」と言う疑問はごもっともですが、そうなる理由は簡単です。
スマホだけで自由にインターネットを楽しむ為には、3大キャリアの無制限・大容量プランを契約している方が多いと思います。
家族で5人がスマホを利用していれば、通信費用の総額は当然5人分の掛け算になります。
たとえば、ドコモのギガホプレミアプランのケースで、具体的に計算してみましょう。
家族で3回線以上ドコモを利用すれば、1,100円の割引きが受けられます。
ギガホプレミアプランは月額7,205円ですから、月々の支払料金の合計は7,205円-1,100円)×5人=30,525円 になります。
ドコモのギガホプレミアプランは月に60GBの制限があり、超過後は通信速度が制限され、動画視聴など普段利用している使い方が困難になります。
この金額に新しく導入するWi-Fi回線の料金を加えれば、支払通信費は上昇して、当然コスパは悪くなりますが、自宅でのインターネット利用はWi-Fi環境下で利用するため、通信会社の回線利用をして、ギガを消費する事がありません。
そのため、外出時のインターネット接続のみ、契約プランのギガを消費する事になります。
ギガ消費で最も大きいのは動画視聴で、腰を落ち着けて動画鑑賞をするのは、自宅であるユーザーが圧倒的に多く、考えているよりも、外出時に行っているメールやLINEの使用や、SNS閲覧・MAP利用だけでは多くのギガ消費をせず、多くのユーザーは月に3GB未満のまでの利用に留まっています。
3GB程度の小容量プランは、3大キャリアのメインプランで利用すると高額ですが、オンライン専用プランや格安SIMでは、月額1,000円前後で概ね利用する事が可能です。
たとえば、auの「povo」・ソフトバンクの「LINEMO」では、3GBの利用料金が月額990円で用意されています。
Wi-Fiの回線は家族何人で利用しても、月額料金は変わらず一本化出来ますから、仮にそのコストが月額6,000円掛かったとしても、Wi-Fi回線6,000円+3GBプラン1,000円×5人=11,000円 になり、先に計算した費用の1/3に近い費用で運用できる事になります。
Wi-Fi回線の種類と回線速度
自宅に導入する回線として最適なのは、「光回線」です。
無制限に利用出来る上に、安定して速い回線速度を実現しています。
光回線以外のWi-Fi導入手段としては、無線を利用した「ホームルーター」「モバイルWiFiルーター」があります。
無線回線の昨今の進歩は著しく、新生代の5G回線では光回線を上回る数値を標榜しているサービスも増えてきました。
しかし、この数値は公称値と呼ばれているサービスを供給する側が発表しているもので、実際の利用にあたっては、様々なロスが発生するため、大幅に数値が下がります。
ユーザーにとって大切なのは、実際に利用出来る数値ですから、利用ユーザーが計測している「みんなのネット回線速度」が参考になります。
回線タイプ別に直近3ヵ月の数値を比較すると、以下の様になります。
回線 | Ping | 下り | 上り |
光回線 | 27.2ms | 348.2Mbps | 292.4Mbps |
ホームルーター | 81.4ms | 190.3Mbps | 17.8Mbps |
モバイルWiFiルーター | 86.0ms | 53.4Mbps | 13.9Mbps |
実際のインターネット利用に関しては、ロスの少ない光回線の速さが圧倒的です。
光回線の利用には工事が必須
自宅のWi-Fi環境に最適な光回線ですが、導入出来ないケースもあります。
時間が無い
回線によって変わりますが、申し込んでから実際に回線工事を行い、光回線が開通するまでの期間は、概ね1ヵ月程度は見ておく必要があります。
3月・4月の春先や9月10月の秋口頃、引っ越しシーズンで人が動く時期では、更にその期間が掛かるケースも珍しく有りません。
工事には立ち会いが必要であり、回線によっては宅内工事と宅外工事が別日になっている場合もあり、仕事などの様々な都合を考慮して日程調整を行う必要があり、更に期間には余裕を持たせる必要が出てきます。
仕事の配置転換や働き方改革等の理由で、テレワークの必要性が急に出てきたユーザーには、光回線の導入までの期間が大きな障壁になります。
提供エリアに住居が無い
光回線は無線とは異なり、実際に光ファイバーケーブルを利用する自宅に引き込む必要があり、近くまで回線が来ていない場合に回線工事は行えず、当然光回線の利用は出来ません。
サービスの提供エリアは回線によって異なっていますが、日本で最も広い提供エリアを誇るNTT東西のフレッツ光でも、残念ながら100%のカバーには至っていません。
工事が出来ない
マンション集合住宅で光回線の利用には、戸建てにはない特殊な事情もあります。
マンション集合住宅では、基本的に共有スペースまで引き込まれている光回線しか、利用する事が出来ません。
近くまで光回線が来ていれば、共有スペース内まで光回線を引き込む必要がありますが、工事を行う為には、賃貸物件なら大家さん・購入物件なら管理会社の許可と住民の同意が必要になり、時間や手間を考えれば簡単ではありません。
また、構造上の問題で、共有スペースに、回線設備機器を置く場所が無いケースや、配管をする事が出来ない為に、光ケーブルを引き込む事が出来ない等があるケースでは、光回線の導入工事は事実上不可能です。
さらに、共有スペースから各戸への配線工事も必要になり、こちらも大規模な工事になるため、必ず住民や管理者の同意と許可必要な上、建物の構造上の問題で配線が出来ないケースもあります。
戸建てでも賃貸物件の場合は、大家さんの意向で工事が出来ない場合も、光回線は導入することが出来ません。
回線工事が出来ない場合は無線回線が選択肢
これらの様々な要因で、光回線の導入が困難な場合には、工事のいらない無線形式のWi-Fi回線が最適です。
工事が必要無い無線回線としては、大きく分けて「モバイルWiFiルーター」と「ホームルーター」があります。
具体的に見ていきましょう。
無線回線のメリットとデメリット
無線を利用する「モバイルWiFiルーター」と「ホームルーター」は、回線工事が必要ありません。
端末が届いたら、即座にWi-Fi環境が出来ます。
メリットとでメリットを、それぞれ見ていきましょう。
単身者にはモバイルWiFiルーター
メリット
筐体のサイズがコンパクトで、バッテリーで駆動する事も可能になっているため、自宅での利用だけでは無く、外出先でも鞄に入れて持ち運ぶ事により、自分だけのWi-Fi環境が何処でも利用出来る様になります。
持ち運びが可能な点は、光回線やホームルーターには無いメリットで、何処でもスマホ以外のタブレットや、パソコンの端末もインターネットが出来る様になり、通信会社の回線データ利用も基本的には無くなるため、スマホ契約プランも最低限か通話が可能な状態で良くなります。
デメリット
筐体サイズが小さくなれば、内蔵のアンテナサイズも小さくなる事は避けられません。
電源供給も内蔵バッテリーを使用する設計になっているため、大きな電力の供給が無く、回線速度や処理能力は他の回線に比べて劣っています。
利用する場所によっては、電波事情が悪くなる場合も想定され、使用する場所によっては、使い物にならないケースが発生する可能性があります。
単身者での利用なら問題になりませんが、家族でモバイルWiFiルーターをインターネット回線として利用するのは向いていません。
処理能力に問題が有るため、複数利用者では追いつかないケースも考えられ、ワンルームでは問題が無くても、別の部屋でのWi-Fi利用は、Wi-Fiの飛ぶ範囲の問題から利用が困難です。
また、家族の誰かがモバイルWiFiルーターを持って出掛けた場合、自宅に残された家族はインターネット回線が無い状況に陥ります。
ファミリーならホームルーター
メリット
届いた日からコンセントに挿すだけで、即座にインターネット利用が出来る、Wi-Fi環境が簡単に構築出来ます。
「モバイルWiFiルーター」と比較して、筐体サイズが大きく、コンセントから電源供給を受けるため、設計の自由度で大型サイズのアンテナが利用出来て、安定した電源でパワフルに稼働する事から、回線速度や通信品質が安定して速く高くなります。
Wi-Fi電波の飛ぶ範囲も広くなり、光回線利用時に使うWi-Fiルーターと比較しても遜色ありません。複数の部屋からもアクセスが可能になります。
有線LANケーブルの接続も出来る事から、極めて光回線の使い勝手に近いWi-Fi環境を実現できます。
光回線とは異なり、引っ越し当日まで利用して、引っ越し先では当日からインターネットの利用が可能になるのも、移動が多いユーザーに大きなメリットです。(手続きが必要です)
デメリット
モバイルWiFiルーターも含めて、無線回線に共通して言える事ですが、利用の仕方によっては容量で通信制限が掛かるケースがあります。
「無制限」との表記がされている場合でも、別の場所には、利用方法によっては制限が掛かる旨が明記されています。
また、これも無線回線の宿命ですが、利用する場所によっては電波の受信状況が悪く、現実的に使い物にならないケースがあります。
3大キャリアが提供していても、利用する電波のバンドが異なる事があり、スマホで問題無く利用出来る場所でも、同じ会社が提供するホームルーターが、正常に接続が出来ない事もあります。
同じ無線を利用する回線としてモバイルWiFiルーターと比較すれば、持ち運べない事もデメリットです。
コンセントを挿すだけで何処でも利用出来ますが、ホームルーターは利用する場所を登録するケースが多く、引っ越し等では住所変更の手続きを行う必要がある場合が大半です。
コスパの良いオススメのモバイルWiFiルーターは?
モバイルWiFiルーターは、数多くの企業からリリースされています。
しかし、このカテゴリーに3大キャリアは比較的消極的だと言えます。
その理由を推察するなら、稼ぎ頭であるメインプランからの顧客流出が懸念されるからだと考えられます。
逆に考えれば、単身者のユーザーにとっては、「コスパの良いインターネット回線」だということになります。
利用する回線で大きく分ければ、「楽天モバイル」「クラウドSIMを含む3大キャリア回線」「WiMAX系」になります。
オススメのモバイルWiFiルーターを具体的にご紹介していきましょう。
コスパなら「楽天モバイル」がオススメ!
(出典:楽天モバイル公式)
割安料金で使い放題を実現
4番目のキャリアとして参入した楽天モバイルは、既存の3大キャリアと横並びのサービスを提供していては、存在意義がありません。
そのため、解りやすいワンプランで、既存他社との差別化を図っています。
現在のプランは、「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」です。
楽天モバイルはプラン契約を行っているユーザーに対しても、バージョンアップと称して一方的に利用出来る内容を変更してきた経緯があり、前バージョンでは2022年6月までは月に1GBまでの利用は無料で提供されていましたが、新しいバージョンのRakuten UN-LIMIT Ⅶでは、以下の料金体系になっています。
段階制の料金を採用していて、3GBまでなら月額1,078円・20GBまでなら2,178円・20GB以上は無制限に利用しても3,278円に設定されています。
完全な無制限ではない
無線を利用した回線の宿命として、無制限利用を標榜していても、利用の仕方によっては制限が掛かる場合があります。
実際にホームページ上では無制限の表記以外に、“公平なサービス提供のため速度制御の場合あり”という注意書きが明示されています。
具体的な制限の掛かる容量は公表されていませんが、利用者の口コミを探すと、1日に10GB以上の利用で制限が掛かっている事が窺えます。
楽天モバイルの特殊事情として、新しいキャリアであるためアンテナ設備の設置が完全に整っているわけではなく、楽天回線の電波が拾えない場所ではau回線を利用する事(ローミング)になり、その場合は月に5GBまでの制限があります。
楽天モバイルにとってローミングエリアはコスト負担が大きく、解消する方向に大きく舵を切っていますが、解消されたエリアでは別の問題が発生する懸念があります。
人口カバー率は?
楽天モバイルでは、2022年の4月に人口カバー率が97.2%に達した事を発表していますが、まだまだ既存のキャリアと比較すれば、基地局の絶対数は少なく、現実に繋がらない場所も少なくありません。
比較的都市部では整備が進んでいますが、地下街や地下鉄構内・建物や店舗内など他キャリアでは繋がるのに、楽天モバイルでは繋がらない場所も多く、地方や山間部では更に利用出来ない場所が多くなっています。
繋がらない場所をホームページ上の提供エリア検索をすると、楽天モバイル提供エリアになっている事は数多くあります。
この差が起こるのは、楽天モバイルが不正表示をしているのではなく、人口カバー率の算出方法にあります。
人口カバー率は、メッシュという500メートルに区切られた範疇のエリアで、50%以上の利用可能な場所を示すため、現実として半分近くは利用出来ないエリアになっている可能性が有ります。
それに加えて、楽天モバイルが総務省から認可されている4Gの周波数帯は1.7GHz帯だけであり、遠くまで電波が届くプラチナバンドの周波数帯の割り当てを受けていません。
そのため、利用する建物の事情などにより、利用出来ない場所は、カバーされているエリアでも存在しています。
自宅や移動場所を含めて、楽天の電波が問題無く利用出来るなら、極めてコスパの高い無制限利用可能なインターネット回線です。
繋がりやすさと月額料金なら「クイックWiFi」がオススメ!
(出典:クイックWiFi公式)
利用する場所を選ばない「クラウドSIM」
クイックWiFiは、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア回線に対応する、クラウドSIMタイプのモバイルルーターです。
物理的なSIMを搭載せず、日本中どこで利用しても3大キャリア回線で最適な電波を利用するため、何処でも繋がる大きな安心感があります。
月の容量上限は決まっている
クイックWiFiは無制限に利用出来るタイプではなく、100GBの容量の月額費用は3,718円です。
今なら、8,000円のキャッシュバックをしているため、2年間利用時の実質価格を計算すれば、月額3,385円で利用出来ます。
100GBの月容量があれば、単身者が利用する場合、事実上の無制限と言っても良く、利用の仕方による容量制限も無いため、自由にインターネットを満喫出来るのも大きなメリットです。
速度重視なら「GMOとくとくBB WiMAX」がオススメ!
(出典:GMOとくとくBB WiMAX公式)
WiMAXの利用する電波周波数帯は、通常のスマートフォンで利用するものとは異なっています。
利用出来る範囲は通常のキャリア回線よりも狭くなりますが、メインの利用場所がWiMAX
が利用出来るエリアなら、周波数帯が異なる事が寧ろ回線の安定感や速度の速さに繋がります。
回線速度を求めるモバイルWiFiルーターユーザーには、回線速度に定評があるWiMAX系がオススメです。
WiMAX系では最安級の価格
「GMOとくとくBB WiMAX+5G」では、端末代が月々605円を36回で支払います。
月額料金は2ヵ月目まで1,474円・3年まで月額3,784円で、それ以降は月額4,444円と最安値級です。
更に今なら、新規契約で23,000円のキャッシュバックが受け取れます。
他社のモバイルWi-Fiルーターから乗り換えの場合なら、キャッシュバック金額は最大(解約回線の違約金や端末残債の合計が税抜20,000円以上の場合)49,000円になります。
利用出来る3つのネットワーク
従来の「WiMAX2+」というWiMAX系のメインで利用されているネットワーク以外に、auのメインネットワークである「au 4G LTE」と、同じくauの次世代回線「au 5G」を利用する事が出来ます。
「au 4G LTE」と「au 5G」については、プラスエリアモードとして、利用した月にだけオプション料金が加算されます。
プラスエリアモードは、WiMAXの電波が利用出来ない場合に、au回線が利用出来るオプションです。(月に15GBまでの利用制限があります)
そのため、メインで利用する場所や自宅がWiMAXの対応エリアでない方には、積極的にオススメしませんが、外出時に利用したい時に繋がらなかった時の15GBとして考えれば、大きなメリットがあります。
プラスエリアモードのオプションは、月額1,100円掛かります。
何を基準にしてモバイルWiFiルーターを選ぶか?
ここまでご紹介したオススメするモバイルWiFiルーターは、それぞれ一長一短があります。
自分の利用方法によって、最も重視するポイントで選べば良いのですが、モバイルルーターで最も大切なのは、電波が利用出来なければ、インターネットの利用は叶わないという点です。
モバイルルーターは持ち運べる特性から、スマホで利用する事も多く、コンビニで支払い時にスマホで決済を試みても、繋がらない場合は買い物も出来ません。(コンビニのフリーWi-Fi回線は、多くが廃止される方向に動いています)
「モバイルWiFiルーターは何処でも繋がってナンボ!」という観点で選択すれば、必然的に「クイックWiFi」になりますよね。
コスパの良いオススメのホームルーターは?
家族で利用したり、単身者でもインターネットをそれなりに利用したりするなら、無線回線の中では安定して通信速度が速い、ホームルーターがオススメです。
ホームルーターは、3大キャリア各社からリリースされています。
ドコモ home 5G HR01
(出典:GMOとくとくBB ドコモ home5G)
〇月額料金 4,950円
〇本体価格 39,600円 (月々サポートで毎月分1,100円が36回に渡り割引されるため、本体費用は実質無料で利用が出来ます。)
上記サイトにて、「home 5G プラン」の新規契約と「HR01」のご購入で、amazonギフト券18,000円分がプレゼントされるキャンペーンが行われています。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12
(出典:UQWiMAX公式)
〇月額料金 1・2年目4,268円 3年目以降4,950円
〇本体価格 11,088円
本体価格は最も安くなりますが、分割払でも割引制度はありません。36回払いで、月額308円になります。
ソフトバンクエアー ターミナル5
(出典:SoftBank Air 公式)
〇月額料金 1・2年目4,180円 3年目以降5,368円
〇本体価格 71,280円 (月々割で毎月分1,980円が36回に渡り割引されるため、本体費用は実質無料で利用が出来ます。)
「スタート割プラス」キャンペーンを行っていて、2年間の月額料金から毎月1,188円が割引きされて、月額4,180円になります。
最もコスパの良いホームルーターは?
(出典:ソフトバンクエアー申込サイト)
コスパで考えれば、断然ソフトバンクエアーをオススメします。
上記の表示価格を見ても、大きなアドバンテージは感じませんが・・・ソフトバンクエアーはホームルーター提供の歴史が古く、大きなノウハウを持っている事に加えて、ドコモとKDDIが新世代の5G導入に併せて参入したのに対し、4Gでのサービスを行っていて、現在でも継続しています。
ソフトバンクエアーの契約申込みは、街にあるソフトバンクのショップや、公式HPでも出来ますが、正規代理店を利用する事で、公式の特典に加えて代理店独自の特典も享受出来るので、得られるキャッシュバック金額が大きくなります。
キャッシュバック詳細については、以下をご覧下さい。
各社のキャッシュバックを考慮した上で、2年間の実質費用を計算してみましょう。
ドコモ home 5G | WiMAX +5G | ソフトバンクエアー | |
基本月額 1年目 | 4,950円 | 4,268円 | 3,080円 |
基本月額 2年目 | 4,950円 | 4,268円 | 5,368円 |
2年間合計金額 | 118,800円 | 102,432円 | 101,376円 |
キャッシュバック | 18,000円 | 5,278円 | 33,000円 |
2年間実質合計 | 100,800円 | 97,154円 | 68,376円 |
実質月額料金 | 4,200円 | 4,048円 | 2,849円 |
現在キャンペーンを行っていて、2年間は月額2,849円で利用する事が出来ます。
キャッシュバックを算入計算すれば、月額2,849円のコスト負担で、家族で利用出来る自宅のWi-Fi回線が導入利用出来て、コスパは極めて高いと言えます。
スマホのセット割も適用
(出典:ワイモバイル公式)
ソフトバンクエアーを利用して、スマホプランをワイモバイルに乗り換えれば、高品質なソフトバンク回線に「セット割」が適用され、お得な料金で利用出来ます。
格安SIMの価格と比較しても、大きな遜色が無くなります。
通信容量/コース名 | 月額料金 | セット割 | 支払料金 |
3GB/Sプラン | 2,178円 | 1,188円 | 990円 |
15GB/Mプラン | 3,278円 | 1,188円 | 2,090円 |
25GB/Lプラン | 4,158円 | 1,188円 | 2,970円 |
ソフトバンクエアーを導入して、家族5人でワイモバイルに乗り換えた場合、通信費のトータル費用は、2年間のAirターミナル4/4 NEXT 1,375円+ワイモバイル3GBプラン×5人 990円×5=6,325円 になります。
家族5人の通信費としては、驚きの高コスパです。