2022年2月3日、格安SIMのLIBMO(リブモ)「なっとくプラン」がリニューアルされました。
昨年のドコモの低価格ブランド「ahamo」を皮切りに、ソフトバンク、auも続いて新ブランドを展開。格安SIM業界を脅かしていましたがこちらも新プランを発表し、携帯業界は騒がしくなっています。
この記事ではLIBMOの新プラン概要やお得な申し込み方法についてを、その他の格安SIMと比べながら解説しています。また、LIBMOと同時使用で割引になる光回線@T COM(アットティーコム)ヒカリについてもご紹介しているので参考にしてみてください。
格安SIM LIBMO(リブモ)とは?
LIBMO(リブモ)は、2017年2月にTOKAIホールディングスが設立したMVNOブランドです。
「TOKAI」の名の通り東海地方拠点のブランドだったため、あまり耳にしない名前かもしれませんが、光回線事業の@T COM(アットティーコム)も手掛けLIBMOと供に全国展開をしています。
参考:LIBMO公式サイト
格安SIMでは珍しく実店舗を持っていて、現在は静岡県の12店舗のみですがこれから広がる可能性も十分期待できます。
LIBMO(リブモ) なっとくプランは3GB~30GB
LIBMOの新プランは、3GB、8GB、20GB、30GBの4つから、ライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
データ容量 | データ+音声通話+SMS | データ+音声通話+SMS +10分かけ放題 |
@T COMヒカリ セット割引額 |
3GBプラン | 980円(税抜891円) | 1,750円(税抜1,591円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
8GBプラン | 1,518円(税抜1,380円) | 2,453円(税抜2,230円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
20GBプラン | 1,991円(税抜1,810円) | 2,926円(税抜2,660円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
30GBプラン | 2,728円(税抜2,480円) | 3,663円(税抜3,330円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
20GBでは業界最安値
注目は、3大キャリアが足並みをそろえて発表した20GBプランに比べて、月額1,991円と業界最安値であることです。
20GBプランは、ahamoの2,970円で5分以内の国内通話付、povoとLINEMOが2,728円なので、これよりもに大幅に安い1,991円。
格安SIMの中でも最安値だったIIJmioの2,068円よりも77円安く、業界最安値を更新しています。大容量の30GBプランは、povoとLINEMOの20GBと同価格の2,728円で提供しています。
ただし、LIBMOのプランには無料通話分は含まれていないので、無料通話分が必要なら20GBと70分の通話ができるHISモバイルと日本通信の2,178円、アプリからの通話は無料の楽天モバイル2,178円がお得です。
格安SIM人気の3GBは横並び
格安SIMのスタートプランとして人気の3GBは980円で、LINEMO 3GBの990円やOCNモバイルONE 3GBの990円と同価格帯です。通信品質やサービス内容など、格安SIMを初めて使う方や外出先での通信をほとんどしないなら3GBプランでスタートしてみましょう。
【3GBで何ができる?】
動画視聴:約360分
LINE通話:166.5時間
LINEビデオ通話:9.75時間
8GBプランは1,518円で、他の格安SIMの価格帯と比べ少し安くなっています。
8GBあれば通勤途中や昼休みにYouTubeを楽しんだり、iPadなどの外部機器とテザリングも可能な容量なので、格安SIMでは多くのユーザーから選ばれているプランです。
データ繰り越しで無駄なく利用
「3GBでは足りないし、8GBでは多すぎる」とプラン選定に悩んでいるのなら、データー繰り越しを上手く活用しましょう。
LIBMOは当月中に使い切れなかったデーターを翌月に繰り越すことができるので、8GBで容量が余った翌月は、3GBにプラン変更し繰り越したデータと合せて使えば無駄がありません。
データ繰り越しは全プランで適用可能なので、大容量の20GB・30GBプランでも使いきれなければ翌月に繰り越せます。
手続きはWeb上で簡単に行えますが、末日の23時~0時は変更手続きを中止しているので2、3日早めがお勧めです。
LIBMO(リブモ)の通信品質はドコモと同じ
格安SIMを選ぶときに重要なのが「通信・通話品質」です。LIBMOはドコモのLTE回線を使ったMVNOなので、全国エリアで安定した品質を利用できます。
また、従来は格安SIMのデメリットといえる混雑時の通信速度低下は避けられないと考えられていましたが、直近の状況を見ると通信速度も改善されている傾向にあります。
LIBMOの時間帯別の平均速度情報(2022年5月16日、直近3ヶ月)
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 53.44ms | 46.12Mbps | 12.05Mbps |
昼 | 54.1ms | 4.13Mbps | 12.89Mbps |
夕方 | 58.77ms | 7.63Mbps | 13.86Mbps |
夜 | 62.1ms | 21.92Mbps | 19.22Mbps |
深夜 | 32.0ms | 149.53Mbps | 7.31Mbps |
参考:みんなのネット回線速度
平日のお昼の時間帯は最も混みやすく、LINEのトークやTwitterを楽しむ程度なら問題く利用できますが、動画視聴や画像が多いホームページの閲覧となると若干のストレスを感じるかもしれません。
大手キャリア(MVO)とMVOから通信帯域を借りている格安SIM(MVNO)では、ここで差が出てしまうのはいたし方ない所ですが、混雑時を除けば特に不自由を感じることなく使用できます。
LIBMO(リブモ)の手続きはWEB以外でも可能
大手3社の新ブランドでは、サポート体制をWEBのみに集約したことで料金を抑えることに成功していますが、不安を抱えているユーザーも少なくありません。
LIBMOのサポートはWEBやチャットに加え電話、そして静岡限定にはなりますが実店舗でも手厚くサポートしているので、操作や手続きに不安でも安心して利用できます。
有人チャットは22時まで
さすがに24時間有人対応は無理ですが、チャットの有人対応は22時までと遅くまで対応しているので、サポート体制は比較的充実していると言えるでしょう。
【LIBMOサポートチャネル】
- WEB手続き:24時間
- チャット:オペレーター対応14:00~22:00/時間外は自動応答回答
- 電話:10:00~18:00(年間数日の休みあり)
解約手続きは電話のみ
LIBMOの解約手続きはWEBでは行えず、電話でしか受け付けていません。
携帯電話の解約手続きといえば、ちょっと前までは店頭や電話での引き留めがしつこく、解約するには一苦労でした。
最近は解約手続きを簡易に行えることで新規ユーザーを獲得しようという流れに変わってきていますが、LIBMOはまだそこまで踏み切れていないようでWEBでの手続きはできません。
格安SIM業界だけでなく、大手さえもWEB上で簡単に手続きができる流れの中、この点はかなり残念です。
また、1年以内に解約をしてしまうと10,450円の手数料がかかる「1年縛り」もあります。
自動更新ではないので1年を過ぎての解約なら手数料は発生しませんが、短期利用を予定している場合は注意が必要です。
LIBMO(リブモ)をお得に契約する2つの方法
LIBMOの新規契約は、公式サイトや店舗で受け付けています。(電話では新規加入申込はできません)
参考:LIBMO公式サイト
WEB上で簡単に申し込むことができますが、さらにお得に申し込める方法をチェックしておきましょう。
株主優待を利用する
親会社であるTOKAIホールディングスには、保有株数に応じてLIBMOの利用料金が半年間割引になる、株主優待の特典があります。
100~299株 | 300~4,999株 | 5,000株~ |
最大6カ月×350円/月割引 | 最大6カ月×850円/月割引 | 最大6カ月×1,880円/月割引 |
権利確定月は3月末と9月末の2回で、それぞれ申し込みの締め切りがあるのでHPで確認をしておきましょう。
TOKAIホールディングスの株価は900~1,000円を推移しており、2021年日経マネー「安定優待19銘柄」に選ばれています。
100株であれば10万円~の資金で、株主配当とLIBMO利用料金の割引を受けることができるので、投資に興味がある人は利用してみましょう。
エントリーパッケージを利用する
Amazonなどで購入できるエントリーパッケージを購入すれば、通常3,300円の契約事務手数料が無料になります。
エントリーパッケージは440円ですが、契約事務手数料が無料に加え440円×最大3カ月の割引特典もついているので、通常申込よりもお得です。
通常申込よりも若干の手間はかかりますが、パッケージに記載あるURLより申し込めば上記の特典を受けることができます。
現在事務手数料無料キャンペーン実施中
LIBMOは今なら契約事務手数料の無料キャンペーンを実施中です。
キャンペーン終了期間は未定なので、一定数に達した場合は予告なく終了してしまう可能性もあります。
音声SIMだけでなくデータ専用SIMでも適用なので、検討している人はこのタイミングを逃さないようお早めに申し込みましょう。
LIBMO×@T COMヒカリでさらにお安く
LIBMOは@T COM(アットティーコム)の光回線@T COMヒカリとセットで使うと、LIBMO1回線につき220円の割引が適用され、さらにお得に利用することができます。
データ容量 | @T COMヒカリ月額割引額 |
3GBプラン | 220円/月割引 |
8GBプラン | 220円/月割引 |
20GBプラン | 220円/月割引 |
30GBプラン | 220円/月割引 |
@T COMヒカリは月額3,850円~
@T COMヒカリは「2年バリューパック」を選択すれば、マンションタイプで4,180円の月額料金です。
新規申込ならさらに「12ヶ月割引」が適用されるので、初年度1年間は3,850円で高品質の光回線を利用することができます。
標準料金 | 2年バリューパック適用 | 12カ月割引適用 | |
ファミリータイプ | 7,040円 | 5,610円 | 5,170円 |
マンションタイプ | 5,500円 | 4,180円 | 3,850円 |
例えば、LIBMOの8GBプランと@T COMヒカリ2年バリューパックをセットした場合、12カ月割引とセット割も合せると 1,518円+3,850円₋220円=5,148円と6,000円以内でスマホと光回線を利用することができ大変お得です。
LIBMOのプランは20GBや30GBの大容量でも他社よりお得な価格ですが、外出先での通信利用が少ないのなら、スマホは3GBや8GBのプランを選び、自宅では安定した光回線を使用する使い方がお勧めです。
@T COMヒカリはIPv6(IPoE)接続に対応
@T COMヒカリは次世代接続方式と呼ばれるIPv6(IPoE)接続に対応しているので、スムーズな通信速度を保つことができます。
【IPv6(IPoE)接続とは?】
インターネット利用者の混雑により、回線が込み合い通信速度が落ちることを防ぐために新しく登場した通信方式。
従来のIPv4では多くの利用者をさばき切れなくなってしまい混雑が起こっているため、通信速度低下の原因となっています。
IPv6を設けたことで、まだ空いている通信方式を利用することができ、高速のネット環境が実現します。
IPv6(IPoE)接続を利用するには対応したルーターが必要で、家電量販店で5,000円前後で購入することもできますが、@T COMヒカリでは現在ルータープレゼントキャンペーンを実施しているので無料で手に入れるチャンスです。
その他、初期工事費無料キャンペーンやキャッシュバックも実施中なので、LIBMOと一緒に光回線を検討しているのなら@T COMヒカリのHPもチェックしておきましょう。
格安SIM は光回線とセット利用がお得
LIBMOの新プランは3GB~30GBと幅広い容量をネット環境に合わせて選ぶことができる、自由度の高いプランです。
大容量プランは業界最安値、光回線とセットにしても初年度は6,000円以内に抑えることができます。
大手キャリアや格安SIMより毎月の用に新プランが発表されているので、お得なプランを見つけるのは大変かもしれませんが、この記事や各社HPを参考に自分の環境に最適なものを選びましょう!